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新型GR86/BRZのチューニングカー&パーツが目白押し「FUJI 86 style with BRZ 2021」

8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の栗原です。今回は、11月21日(日)に富士スピードウェイで開催された「FUJI 86 style with BRZ 2021」に行ってきました。新型コロナウィルスの影響もあって規模は縮小傾向ですが、今年は新型GR86とBRZが発売されましたので、各出展ブースも新型のデモカーやパーツを展示していましたので紹介していきます。

新型GR86/BRZのチューニングカー&チューニングパーツの紹介

■BLITZ
最初は、BLITZです。展示してあるデモカーは「BLITZ GR86 Concept」です。デモカーのコンセプトは「ストリートを安心して走行してもらう」というものでカスタマイズの楽しさと安全性の両立を表現しています。外装はAERO SPEED R-Conceptという独自のフルエアロキットを纏っています。装着されているパーツはほぼ参考出品となります。■ホイール:ENKEI/Racing Revolution RS05RR 18inch 9.5J
■サスペンション:DAMPAER ZZ-R SpecDSC PLUS(開発中)
■タイヤ:DUNLOP/DIREZZA ZⅢ(F/R:255/35 R18)
■ブレーキ:BIG CALIPER KITⅡ Front 6POT φ355・Rear 4POTφ330(開発中) ■排気系:NUR-SPEC F-Ti Quad Model(フルチタン)  こちらはオイルフィラーキャップ、シフトノブ、ハンドブレーキレバーです。 同ブースで興味を引いたのが電子パーツで「パワスロ」はお手軽にパワーアップ(おおよそ1割前後)とスロットルレスポンスをコントロールできるパーツです。新型GR86/BRZ向けは開発中ですが、定番パーツになりそうですね。 大型ビックキャリパーキットとマフラーです。ドレスアップと性能アップを両立しています。マフラーの「NUR-SPEC CUSTOM EDITION」は近日発売予定とのことです。 こちらはBLITZの人気パーツ「DAMPER ZZ-R」のGR86/BRZ向けの展示です。リーズナブルながら他社に見劣りしない品質と機能が特徴です。 こちらは走行中に車内から減衰力を任意で調整できるDSCというパーツで、この最新モデルは、DSCそのものがクルマの姿勢変化を読み取って自動的に減衰力を調整する「フルオート機能」が搭載されているのが特徴です。 こちらはトーコントロールアーム、トレーリングアーム、スタビリンクアジャスターです。ZZ-Rを装着する際に同時装着したいパーツですね。■SARD
レーシーなデザインのSARDのデモカー「SARD GR86 GT1」。SUPER GTなど今までのレーシングカーの開発から得たノウハウを生かした1台となっています。エアロは「GT1 PERFORMANCE AERO」が装着されています。来年1月から発売予定です。
ホイールは、BBS RE-V 18インチ8.5Jが装着されています。見えないところでは、リアデフが「SARD TOSEN TYPE Racing」に交換されています。こちらは既に発売中です。
このウィングは「LSR WING for GR86」でカーボンウィングになります。こちらも今月末から来年1月頃に発売予定とのことです。そして特徴的なリアコンビネーションランプも来年1月からの発売になります。アグレッシブさが際立ちますね。■TOM’S
鮮やかなオレンジのボディカラーが目を引くTOM’S GR86。上の2メーカーより派手さを控えたデモカーです。コンセプトとしては「レーシングチームならではの機能美を追加し大人のハチロク」。ボディカラーやオーバーフェンダーは初段レビン/トレノであるTE27をオマージュしたものだそうです。外装は、SUPER GT GT500のマシンをモチーフに開発を進められたとのことです。単品でもフルセットでも購入が可能です。
ホイールは、TOM’Sオリジナルの「TOM’S CROSS SPEED」で装着されているのは19インチですが18インチも用意されています。 特徴的なマフラーは「トムス・バレル」というエキゾーストシステムです。俊敏な吹け上がりとフラットなトルク特性を実現しているとのことです。 リアの迫力は展示デモカー一番ではないでしょうか?■TRUST
GReddyブランドで様々なパーツを販売しているTRUST。「GR86 CONCEPT GReddy version」は、GReddyが得意とするアグレッシブなターボパワーと精悍なエクステリアが特徴となっています。エアロキットはGReddyエアロキットVOLTEXコラボモデルです。エンジン内部は、「T620 RX」というターボキットが装着されています。まだ開発中ということでパワーについては未公開でしたが、先代モデル向けの「T620Z」キット(装着にはインジェクターと大容量燃料ポンプ交換が必要)から予測すると350馬力あたりは簡単に出てしまいそうですね。
ホイールはRAYS VOLK RACING NE24。ブレーキはD2キャリパーキット6POT&4POTが装着されています。
■CUSCO
足廻り、ボディ補強でお馴染みのCUSCO。デモカー「CUSCO GR86 Motor Sports Concept」は、峠からサーキットまで楽しく走れるターマックラリー仕様に仕上げられています。来年の全日本ラリー選手権で走っている姿が見られるかもしれませんね。 足廻りにはstreet ZERO Aサスペンション、ストラットタワーバーにはストラットバー:Type-OS/BCSが装着。デフもType-RS 2way 45°という全日本ジムカーナ選手権で耐久性の高さ、レスポンスの良さを実証している製品とのことです。こちらはGR86をベースにした「フォーミュラドリフトジャパン」というプロドリフト競技専用マシン「クスコGR86 フォーミュラDです。エンジンは2JZエンジンを東名エンジンの3.6Lキットでボリュームアップし、ギャレット製の大型タービンを組み合わせて1000馬力を発揮します。足回りはCUSCOオリジナル、タイヤはブリジストンRE71RSが装着されています。エアロキットはRocket Bunny製です。 ■HKS
次はチューニングパーツブランドのHKSです。ベースはGR86ではなくスバルBRZ。新型のボディキットTYPE-Sを装着しています。エンジン廻りは、GT2スーパーチャージャーというキットが装着されており、吸排気系+ECUチューンで320馬力前後を目標に開発が進められています。足回りは、HKSのフラッグシップモデルのHIPERMAX Sが搭載されています。 新型GR86/BRZ向けのHi Power SPEC-LⅡマフラーです。
左がボルトオンターボキットの「GT4525 GT4135 for 86/BRZ」です。おおよそ300馬力前後までパワーアップが可能で、それより上を狙うにはGTⅢ-RSタービンとエンジン内部の強化が必要になるそうです。■LAILE
LAILEでは「Beatrush」というブランドで新型GR86/BRZ向けパーツを開発、販売を行っています。ストラットタワーバー、リアメンバースペーサー、オイルキャッチタンク、牽引フックなどスポーツ走行を想定したラインナップとなっていました。
■A’PEXi
A’PEXiは、BRZをベースにしたデモカーを展示していました。目を引くのはエンジンルームにある白い物体。これは「インテークD+ for カーボン」というまだ試作段階のパーツ。吸気効率のアップからレスポンス、トルクの改善を狙って開発が進められています。足回りはオリジナルの「N1 EVOLUTION DAMPER」が装着されておりスポーツ走行から日常まで柔軟に対応できる製品になっているそうです。
排気系は、このデモカーにはSUPER CATALYZER with EXHAUST MANIFOLD+N1 evolution EXTREMEという50万円するフルエキゾーストシステムが装着されています。全域のパワーアップを確実に体感できるとのことです。 ■AVO TurboWorld
最後はオーストラリアのスバル車専門のチューニングパーツメーカー、AVO TurboWorld。その名とおり、ターボキットを開発販売しています。この新型BRZにもステージ1のターボキットが搭載されています。出力としては280〜300馬力あたりになるそうです。

まだ発売間もない新型GR86/BRZですが、チューニング業界は既に活気に溢れて様々なパーツがどんどん開発され、販売されていきます。だからといって先代モデルがしぼんでいくというわけではなく、新旧あわせて日本のスポーツカー熱を上げていくといいですね。


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