純正16AW 大型ガラスルーフ カロッツェリアナビ装備のフォレスター(SH5)2.0 X フィールドリミテッド 4WDの納車前点検整備を行いました
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の栗原です。今回は純正16AW 大型ガラスルーフ カロッツェリアナビ装備のフォレスター(SH5)2.0 X フィールドリミテッド 4WDの納車前点検整備を行いました。これから春の季節になってドライブ日和となっていく中で荷物も余裕持って積めるフォレスターは、お手頃お値段がご購入できるおススメのSUV車になります。
フォレスター(SH5)の納車前点検
最初にバッテリーの健全性をチェックしていきます。健全性とはバッテリーテスターで確認できる健康状態を指します。結果は健全性そのものには問題なかったのですが、要充電となったので規定値まで充電させていただきました。エアフィルターをチェックしていきます。外枯れ葉や細かなゴミ、全体的に黒ずんでいましたので後ほど新品に交換させていただきました。このフィルターの汚れが目立つようになると吸気効率が下がってしまい、エンジン本来の性能を発揮できなくなってしまいます。水廻りの点検をしていきます。エンジン内部を冷却するクーラント液が通るラジエターホースに亀裂やクーラント漏れはありませんでした。ラジエター本体からもクーラント液の漏れ跡も見受けられません。クーラント液はエンジン本体を冷却する役目を担っています。定期的な点検と交換をおススメいたします。 次に補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やガタが無いかを見ていきます。点検を行いましたが問題ありませんでした。ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなるだけではなく、バッテリー充電が出来なくなり最悪エンジンが停止してしまいます。定期的な点検をおススメいたします。 続いてプラグの点検を行いました。4本とも特に問題ありませんでした。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となります。エンジンが掛かりづらくなるなどの症状が出た場合は当店にご相談ください。
続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングのガタやボールジョイントのガタが無いかチェックを行いましたが、特に問題ありませんでした。ガタがあるとまっすぐ走りづらくなったり異音が発生します。この様な症状が感じられましたらお早めに当店での点検をおススメいたします。 タイヤを取り外して下廻りをチェックしていきます。目立つようなキズやサビ・腐食はありませんでした。 ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。シールが劣化するとピストンに水が進入して錆びついてブレーキの引きずり症状に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメします。 ブレーキパッドの残量のチェックも行いました。フロント8mm、リア7mmで十分にブレーキパッドの残量がありますのでしばらくは交換しなくても大丈夫ですね。 ブレーキのローターについては、次のパッド交換時には同時に交換がおすすめです。あまり距離を乗らないようでしたら、パッド交換前にローターだけ交換されるのが良いかもしれません。
続いて足廻りのブッシュ・ブーツをチェックしていきます。ブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまいそのままにしておくと、そこからグリスが漏れ出したり、異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたすだけではなく、車検を通過できなくなってしまいます。またそれ以外にもダンパーのオイル漏れがないかを点検していきます。 フロント左右のロアアームブッシュにヒビが入ってきていました。この年式の車両はほぼすべてこんな状態ですね。長く乗る際は交換をおすすめいたします。ただ、ロアアームASSYでの交換になるので少し値段が高いです。
右フロントのロアアームブーツは少しだけヒビが確認できました。その他足回りのブーツ類やブッシュ類は特に問題ありませんでした。
フォレスター(SH5)の油脂類交換
8&B HMRでは納車前点検でエンジンオイルやブレーキフルード、ミッション、デフオイルなどを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車して直ぐに楽しいドライブに行くこともできますね。まずはエンジンオイルから交換していきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却をおこないます。定期的な交換を行わず走り続けると燃費悪化やパワーダウンからのエンジン不調などの重大な故障に繋がります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。 オイルフィルターも交換していきます。フィルター交換のタイミングはオイル交換2回毎をおススメします。 前後のデフオイルを抜いていきます。 デフオイルはWAKO’S WT-75 75W-90を入れていきます。 次にエンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’S プロステージS 100%化学合成油を使用します。 クーラント液も入れていきます。 フロントデフオイルを入れている様子です。 ブレーキフルードを交換して同時にエア抜きを行います。ブレーキフルードはDOT4を使用しています。こちらは使用状況によりますが車検毎の交換をおススメいたします。 次に車内のエアコンフィルターを交換していきます。写真でわかるようにかなりホコリがかなり詰まっていますね。フィルターが汚れると車内のにおいの元となりますので定期的な交換をおススメいたします。 ワイパーブレードゴムを交換していきます。この時期、黄砂・花粉ですぐにフロントガラスが汚れてしまいますので新しいワイパーブレードゴムに交換すればしっかりと視界確保ができます。 キーレスリモコンのバッテリーを交換しました。 元々装着されていたタイヤのヒビ割れが目立っていたので、お客様お持込でのタイヤ交換をしていきます。 装着するタイヤはブリジストンのスタッドレスタイヤ「BLIZZAK VRX3」です。タイヤバランサーでホイールのバランス取りをしていきます。 エアクリーナーを交換していきます。 右リアのブレーキランプがバルブ切れを起こしていましたので交換しました。 以上で作業は終了です。S様、この度はフォレスターご契約いただきありがとうございました。フォレスターとの快適なドライブを楽しんでください。