レイズTE37 18AW HKS車高調 エキマニ VARISカーボンエアロ&GTウィング装着の86(ZN6) 2.0 GTの納車前点検整備を行いました
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の栗原です。今回はレイズTE37 18AW HKS車高調 エキマニ VARISカーボンエアロ&GTウィング装着の86(ZN6) 2.0 GTの納車前点検整備を行いました。担当メカニックはホリグチです。
86(ZN6)の納車前点検
まず最初にエンジンルーム廻りをチェックしていきます。関西サービスのタワーバー、HKSの車高調・カーボンサクションパイプ・オイルクーラーが装着されていますね。バッテリーの健全性をチェックしていきます。特に問題ありませんでしたが充電されてなかったので充電しました。バッテリーの交換時期は、使用状況にもよりますが3〜5年が目安とされています。定期的な点検をおススメいたします。 補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やガタが無いかを見ていきます。こちらも特に問題ありませんでした。べルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなるだけではなく、充電ができずにバッテリー切れを起こす恐れがあります。定期的な点検をおススメいたします。 ブレーキマスター、クラッチマスターをチェックしていきます。オイル滲みや漏れもなくキレイな状態でした。次にプラグのチェックを行いました。純正のイリジウムプラグが装着されています。4本とも特に問題ありませんでした。イグニッションコイルと合わせて交換するとエンジン出力が戻るぐらい86はプラグとコイルが劣化します。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となります。エンジンが掛かりづらくなるなどの症状が出た場合は当店にご相談ください。 続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングとボールジョイントのガタがないかチェックを行います。特に問題ありませんでした。走行中に異音やハンドルのガタつきなどを感じた場合は当店へお早めにご相談下さい。 下廻りをチェックしていきます。特に目立つようなキズやサビもなくきれいな状態でした。HKSエキマニや社外フロアバーも装着されており、お金を掛けてカスタムとメンテナンスが行なわれているのがわかりますね。社外大容量デフカバー&クスコLSD・リアラテラルリンクが装着されています。ラテラルリンクは懸架装置となる為、今回車検を取得する際に改造申請を行いました。ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。シールが劣化するとピストンに水が進入して錆びつきブレーキの引きずりなどの症状に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメします ブレーキパッドの残量をチェックしていきます。フロント10mm・リア8mmでした。しばらくは交換しなくても大丈夫ですね。 足廻りのブッシュ・ブーツをチェックしていきます。問題ありませんでしたがブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまうとそこからグリスが漏れ出したり異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたします。それ以外にもダンパーのオイル漏れがないかを点検していきます。 写真では見えないですが、スタビリンクが切れてしまっていましたので後ほど交換させていただきました。
86(ZN6)の油脂類交換
8&B HMRでは納車前点検でエンジンオイルやブレーキフルード、ミッション、デフオイルを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車して直ぐに楽しいドライブに行くこともできますね。まずはエンジンオイルから交換していきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却をおこないます。定期的な交換を行わず走り続けると燃費悪化やパワーダウンからのエンジン不調などの重大な故障に繋がります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。
新しいエンジンオイルはWAKO’S プロステージS 0W-30 100%化学合成油を使用します。一緒にオイルフィルターも交換していきます。オイルフィルター交換はエンジンオイル交換2回毎に1回の交換をおススメいたします。 ミッションオイルも抜いていきます。ミッションオイルが劣化していくとギアの入りが悪くなったり、最悪ミッションのギアを痛めてしまいミッションブローに繋がります。定期的な点検と早めの交換をおススメします。 リアデフオイルも抜いていきます。 ミッションオイルはWAKO’S ギアオイルMT-75 75W-90を入れていきます。
リアデフは、CUSCO機械式LSDが装着されていましたのでCUSCO LSD OILを入れていきます。ブレーキフルードを交換して同時にエア抜きを行います。ブレーキフルードはDOT4を使用しています。こちらは使用状況によりますが車検毎の交換をおススメいたします。 タイヤ溝の残量をチェックしていきます。フロント4mm・リア3mmでした。装着されているタイヤがアドバン・ネオバという溝が少ないハイグリップタイヤなので、向こう1年以内の交換をおススメします。 サンフレアの有効期限が切れていたので交換しました。サンフレアは有効期限が切れていても車載されていれば車検は問題ありません。但しいざとなった時に使えるとは限りませんので、HMRでは有効期限が切れた物は交換させていただいております。
86(ZN6)の部品交換作業
足回りのチェックの中でスタビリンクの切れが確認できました。 こちらのスタビリンクの左側に切れが確認できると思います。 同じHKS製のスタビリンクを取り付けていきます。 以上で作業は終了です。H様、この度は86(ZN6)ご契約いただきありがとうございました。現代のFRスポーツの走りを存分に楽しんでください。