レイズ18AWにブリッツ車高調、柿本マフラーなど装着した86の納車前点検を行いました
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の石川です。スタイリッシュな86の納車前点検を行いました。エアロとスタイリッシュなレイズのホイールがとてもかっこいいですね。作業はメカニックの渡辺です。
86(ZN6) 納車前点検
まずはエンジンルームから点検していきます。ラジエターホースの状態チェックです。ゴムの弾力性をチェックしつつ、亀裂やバンド部分からの冷却水漏れがないかをチェックしましたが、特に問題ありませんでした。補機ベルトも問題ありませんでした。亀裂やささくれが発生したら要交換です。エアクリーナーはHKS製のむき出しタイプが装着されていました。汚れは少なくこのままでまだ大丈夫です。インテークパイプはアルミ製なので亀裂などの心配はないですが、バンドの緩みなどがないかをチェックしました。バッテリーは専用のテスターで状態を確認します。良好ではあるのですが、少し充電が少なくなっていたので充電しました。続いて点火プラグです。HKSのレーシングプラグが装着されていました。焼けの状態なども特に問題ありません。 続いてリフトアップして下回り、足回りの点検に入ります。 まずはホイールハブのガタやボールジョイントのガタがないかをチェックしました。特にガタはなく正常でした。タイヤを外して残量のチェックです。前後ともまだ約6mm残っているのでこのまま使えますね。下回りでは、フロントのロアアームのボールジョイントブーツにヒビが入っていました。まだ破れてはいないですが、破れたら中からグリスが出てきて車検NGになるので、このくらいの状態で新品に交換しておきます。こちらが新品のブーツです。中に新しいグリスを入れて取付け完了しました。 その他、車検がNGとなるようなオイル漏れやブーツの破れはありませんでした。ただ、86定番のデフマウントはヒビ入ってきていました。ここは特に車検には関係ない箇所ですが、交換したらシャキッとした走りになりますね。続いて足回りの点検です。この86にはブリッツの車高調が装着されています。ダンパーからのオイル漏れがないかをまずチェックしました。 特に漏れなどはなく状態は良好です。シートの緩みがないかをチェックして足回りの点検は終了です。続いてブレーキ回りの点検に入ります。パッドは残量が残り前後とも6mmでまだまだこのまま使えます。キャリパーのシール劣化やピストンの動きなども問題ありませんでした。これで下回り、足回りなどの点検は終了です。あとは細かいところのチェックです。まずエアコンフィルターです。汚れは少なくまだこのままで大丈夫です。発煙筒は期限が切れていたので新しいものに交換しました。ワイパーラバーも劣化していたため新品に交換しました。 以上で納車前の点検整備は終了です。続いて油脂類の交換に入ります。
86(ZN6)油脂類交換
まずエンジンオイルを抜きます。黒いオイルが出てきますが、エンジンオイルなのでこれが普通です。汚れが酷いとか焼けた臭いがするなどもありませんでした。続いてミッションオイルを抜きます。こちらは透明なオイルです。劣化も少ないですし、ドレンに付着している鉄粉も通常レベルでした。 デフオイルも抜いたオイルは特に問題ありませんでした。 では、ミッションとデフオイルを入れていきます。どちらもワコーズのギアオイルを使用します。 ギアオイルの交換が終わったらリフトをおろしてエンジンオイルを入れます。エンジンオイルはワコーズのプロステージSです。オイルフィルターも合わせて交換しました。最後にブレーキフルードを交換して全ての作業が終了しました。O様、この度は86のご購入ありがとうございました。ご納車まで楽しみにお待ちください。