BRZ(ZC6)の車検整備&クラッチ交換などを行いました。
8&B(エイトアンドビー)のヤナギです。今回はBRZの車検整備&クラッチ、ブレーキパッドとローター、プラグ交換を行いました。当初の予定は車検整備のみでしたが、入庫前にクラッチが完全に滑ってしまい走行不能に、、、ということでレッカーで運ばれて入庫しました。その際にブレーキパッドとローターもだいぶくたびれていたのでおススメとして交換させていただきました。作業はメカニックのムラマツです。
BRZ(ZC6)車検整備
まずは通常の点検を行います。エアクリーナーはHKSのキノコタイプが装着されています。フィルター自体は綺麗なので問題はなさそうですね。補機ベルトは切れなどは無く問題ありません。補機ベルトが切れてしまうとオルタネーターやウォーターポンプなどが作動しなくなってしまいます。目視でひび割れなどが見えたら要注意です。ラジエーター廻りの点検作業です。アッパータンク、ラジエーターホースは劣化などなく問題ありませんでした。ラジエーター廻りの故障はエンジンオーバーヒートの原因に繋がってしまうので、定期的に点検したい部分です。ブレーキマスターシリンダー、クラッチマスターシリンダーは漏れなどなく問題ありません。バッテリーの状態は問題なしです。ハブのガタもなく問題なしでした。基本的な部分は全体的に問題なかったのでクラッチの交換に移ります。
BRZ(ZC6)クラッチ交換
まずは室内から作業します。シフトレバー外すためにセンターコンソール周りを分解していきます。先にシフトレバーを取り外さないとミッションを取り外した際に破損してしまうので要注意です。エンジンルームでの作業はバッテリーを外し、トランスミッションにつながっている配線類を外します。またレリーズシリンダーもここで外します。いよいよミッション本体の脱着です。まずはマフラーを外し、トランスミッションのオイルを抜きます。その後プロペラシャフトを外しジャッキをかけ、取り外す準備ができました。慎重にミッションを降ろします。ミッションが降りたら各部点検します。こちらはレリーズベアリングです。ハウジング内が汚れているので後程清掃を行います。こちらがクラッチです。取り外して交換を行います。クラッチディスクの摩耗の限界を超えて使っていたので、いろいろな部分にディスクの残骸が付着しています。フライホイールにも汚れが付着しています。クランクシャフト部分もこれだけ溜まっていました。限界まで使用したクラッチ達です。。クラッチディスクは限界を超えていたのでこのような感じになっています。。。今回は純正のクラッチを使用します。新品のクラッチディスクです。比べると一目両全ですね。。。クラッチを取りつける前にクランクシャフトリアのシールを交換します。このシールは単体で交換しようとしてもクラッチを取り外すところまで作業しないと交換ができません。なので、クラッチ交換と同時に行うことをおススメしています。シールが劣化するとエンジンオイルがして漏れてきてしまい、クラッチを交換しないのにまた同じような作業をするのはもったいないですからね。レリーズフォークとレリーズベアリングの交換です。86BRZはレリーズベアリングが弱く、クラッチがなくなる前にここが原因でペダルフィールが悪くなってしまいます。これらも純正新品に交換します。レリーズベアリングは対策品に交換をします。見た目は一緒ですが弱い部分が対策されています。取り付ける前に汚れているシャフト部分を清掃します。グリスを塗って取り付けます。グリス切れでフィーリングが悪くなることがあるのでグリスはたっぷり塗ります。クラッチを組み付けてセンターだしをして作業は終了です。
BRZ(ZC6)ブレーキローター交換&パッド交換
ブレーキのローターが摩耗していたので交換のおススメをさせて頂き作業を行いました。ついでにブレーキパッドも新品に交換です。ローターは縁に耳ができていて、表面は筋が入ってしまっています。ブレーキパッドは半分近く減っていました。パッドの残りで考えるとまだ使えるのですが、ローターが新品でパッドがそのままだと、パッドの当たり面が均一にならないのでローターとパッドは同時交換すが基本です。用意させていただいたのはディクセルのローターとパッドです。スポーツ走行はしないということで、ストリート向けをチョイスしました。DIXCELのロゴがキャリパーから見えてカッコいいですね♪以上でブレーキの作業は終了です。
BRZ(ZC6)スパークプラグ交換
同時にプラグ交換のご依頼を頂いたので作業を行いました。4本とも同じ劣化具合で問題はありませんでした。純正のプラグを取り付けます。86BRZは純正でイリジウムプラグを使用しています。以上で全ての作業はが終了です。T様この度はご依頼いただきありがとうございました。また何かございましたらお声掛けください♪