デモカーBRZのサスペンションバネレートUPともろもろ
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の石川です。86BRZチャレンジカップ仕様のデモカーBRZですが、この冬になんとか富士スピードウェイで2分を切りたいと思いチューン&セッティングをスタートしました。前回12月の最終戦で始めて履いたRE71RSのグリップをうまく活かすことができなかったので、まずはそこの対応でフロントサスペンションのバネレートUPを行います。
なぜバネレートUPなのかと言いますと、ブレーキングでタイヤのグリップが上がってノーズダイブしてターンイン時にアンダーステアになってしまったのです。減衰力での調整幅はもゆうないくらいアッパーまで使ってしまったので、ちゃんとバネレートで合わせたいなということでフロントのバネレートUPとなりました。まずはこちらの作業からです。作業はメカニックのムラマツです。
BRZ フロントサスペンション交換
こちらが取り外したフロント車高調です。このサスペンション部分だけ交換します。現在のバネレートは12kgです。富士スピードウェイで考えると柔らかいですね。ではバラしていきます。 左が12kgで右が14kgです。今回は2kgのバネレートUPです。さくっと交換してバネの組み換え完了です。 リアは現在16kgで特に不満はないのでとりあえずフロントだけ交換したいと思います。バネレートがアップしたのでその分車高もUPしてしまっています。なので車高調整も合わせて行います。
コーナーウェイト調整&車高調整
これまでは感覚での車高調整を行ってきましたが、先日アメリカからコーナーウェイトが届いたので早速使いながら調整したいと思います。調整が簡単にできるようにダミーホールも手配しました。ガソリン搭載量は予選時にアタックするときの量くらいにしておきました。安パイなガソリン量です。こちらが測定結果です。まだ何も調整していないデータです。車両重量が1122kg。先日富士スピードウェイで車検時に測定されたデータは1188kgだったのに本当にこれは合っているのだろうかと少し不安。。。ドライバーが乗るとこんな感じです。差が71kg。私の体重はそんなにないのでたぶん正確な重量が測定できていない気がしますが、誤差分で左右差が出ているとしてそのまま進めました。マニュアルが全て英語なので使いこなすにはまだまだ時間かかりそうです。現状でもフロント荷重が多い状況でしたが、フロントの車高が上がってしまったので下げました。もともとが50:50ではないので仕方ないですね。前後バランスと対角線上のバランスを取りながら、フロント下がりにセットアップしました。コーナーウェイト調整はかなり奥が深そうなのでまだまだテストが必要ですね。この後アライメント調整をして終わりました。今度富士スピードウェイでテストしてきます。