気分はラリースト!ハイパワーターボで爆速なインプレッサ WRX STI(GDB)の納車前の点検整備を行いました。
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)のヤナギダです。今回はインプレッサ WRX STIの納車前点検整備を行いました。GDB型のインプレッサでは前期型のモデルとなっていて、アプライドはA.Bの区分に属しています。ヘッドライトの形状から通称丸目なんて呼ばれ方もしています。作業はメカニックのモリヤマです。
インプレッサ WRX STI(GDB)納車前点検整備
エンジンルームの点検から行います。この丸目のインプレッサは涙目と鷹目のモデルに比べて、かなりのドッカンターボ使用になっています。タービンの形状が涙目や鷹目と異なっている為といわれています。私も丸目に乗っていたのですが、ブーストの立ち上がりがいきなり来るイメージで、なかなか楽しいです♪ラジエーター廻りの点検です。アッパータンクは割れはなく問題ありませんでした。インプレッサはアッパータンクの破損が定番です。劣化具合など定期的に点検したいですね。ラジエーターホースも劣化はなく問題ありませんでした。ここも劣化してしまうと、冷却水が漏れてしまうことがあるので定期的にチェックしたいです。私も経験したことがあるのですが、いきなりボンネットからもくもくと水蒸気が出てきて結構焦りました。(笑)バッテリーの点検作業です。こちらは充電の状態など問題なく固定もしっかりされていました。このようにバッテリー診断機でチェックしています。こちらはエアインテークホースの点検です。割れや亀裂はなく問題ありませんでした。ホースに亀裂や割れがあると埃やゴミを吸い込んでしまう可能性があります。エアフロセンターの吸入空気量も狂ってしまい、エンジンの調子を落としてしまうしまうので定期的に点検することお勧めします。続いては補機ベルトの点検です。劣化はなく問題ありませんでした。ベルトの張りも問題なしですね。エアフィルターは問題ありませんでした。汚れの溜まったエアフィルターは吸入空気の妨げになるため燃費の悪化やエンジンの不調につながることもあります。交換時期、もしくは汚れが酷い場合は交換することをおススメします。エアコンフィルターは汚れが目立っていたので交換しました。油脂類の交換作業に移ります。汚れて劣化したエンジンオイルが出てきました。エンジンオイルは3000キロを目安に交換することをおススメしています。エンジンを元気に保つポイントです♪オイルフィルターも交換します。エンジンオイル交換2回に1回のサイクルで交換を推奨しています。続いてはトランスミッションオイルとデフオイルの交換作業です。リアデフオイルは劣化していました。トランスミッションオイルとデフオイルは容量が少ない部分なので気にかけてあげたいですね。トランスミッションオイルとデフオイルを注入します。エンジンオイルを入れていきます。当店ではワコーズのプロステージSを使用しています。100%化学合成なので安心です♪ブレーキの点検をします。ここではブレーキパッドの残量の他、ピストンブーツの劣化やキャリパーピストンの動きをチェックします。STIグレードになると両押4ポッドキャリパーが搭載されて、ブレーキ性能が格段に向上します。リアのキャリパーも点検します。ブレーキパッドは前後とも残量があり問題ありませんでした。ブレーキフルードの交換とエア抜きの作業を行ってブレーキ周りの点検整備は終了です。ブレーキの不具合は事故に繋がってしまうので定期的に点検をしたいですね。
インプレッサ WRX STI(GDB)フロントデフサイドシール交換
フロントのデフとドライブシャフトのつなぎ目からオイルが漏れていました。デフサイドシールが劣化してしまうとこの症状が出てきてしまいます。。。
少しわかりにくいですが、真ん中の黒いリングを交換していきます。新品と交換して元の手順で取付直して作業は終了です。オイル漏れを放っておくと、油圧が低下しデフ内部のギアが焼き付きを起こしてしまうので要注意です。。。以上で納車前の点検整備が終了です。N様、この度はご契約ありがとうございました。インプレッサでのパワフルなドライビングを是非堪能してください♪