レガシィツーリングワゴン2.0GT-Ⅱ(BP5)シルバーの納車前点検
8&B HMR(エイトアンドビーエイチエムアール)の石川です。今でも人気のBP5型のレガシィツーリングワゴン、年式では平成15年から19年まで販売されていたモデルですのでもう15年ほども前の車両です。それでもこのちょうどいいサイズのステーションワゴンに4WDの組み合わせ、そしてターボエンジンで価格が安いということもあり今でも人気です。そんなレガシィツーリングワゴンの納車前整備をしました。作業はメカニックのワタナベです。
レガシィーツーリングワゴン(BP5)納車前整備
エンジンルームから点検していきます。こちらはエアフィルターの画像です。綺麗な状態なのでまだまだこのままで大丈夫そうです。 こちらは点火プラグです。全部で4本装着されていて、すべて点検させていただきました。焼けの状態や端子の状態など特に問題はありませんでした。エンジンルーム周りの点検ではエアコンフィルターの汚れが気になりました。フィルターの間にゴミが結構詰まってきているので、後日交換させていただきました。その他エンジンルーム内ではゴムホースやパッキン類の劣化、各種フルード漏れがないかやベルト類の状態などもチェックしております。どれも大きな劣化は見受けられませんでした。
続いてリフトアップしてハブベアリングのチェックをします。上下左右に揺すってガタがないかチェックします。特にガタもなく異音も出ていません。下回りの点検では、ロアアームのブッシュが少しヒビ大き目という感じでした。まだブッシュは切れていないのでこのまま使えますが、早めの交換おすすめですね。このモデルではほぼすべての車両がこの状態です。その他のブッシュやブーツ類も切れているところはないものの、劣化はし始めている箇所はあるので今後のメンテナンスでリフレッシュしていくとシャキッとした走りになっていくと思います。タイヤは前後とも新品近く残っているのでまだまだこのまま乗れそうです。スペアタイヤの空気圧をチェックして納車前の点検は終了です。
レガシィツーリングワゴン(BP5)納車前の油脂類交換
続いてオイル類の交換をしていきます。まずはエンジンオイルを抜きます。まだ汚れ少なく綺麗なオイルが出てきました。オイルフィルターも同時に交換します。
こちらはフロントのデフオイルです。オイルの汚れは少なくまだ透明度が高いですね。ドレンボルトの鉄粉付着は少ないです。こちらはリアのデフオイルです。リアデフオイルもかなり綺麗な状態です。前オーナーは定期的にデフオイルもメンテナンスされていたのがわかります。リアのドレンボルトも鉄粉は少ないです。デフオイルは前後ともワコーズのギアオイルを注入します。続いて冷却水を抜きます。こちらも綺麗な冷却水が出てきました。リフトを下ろしてブレーキ回りの点検です。ブレーキパッドは前後ともまだ半分ほど残っていて、キャリパーのシールやピストンの劣化などは見受けられませんでした。続いてブレーキフルードを交換します。フルードはDOT4を使用します。ブレーキフルードは頻繁に交換しなくてもいいのですが、車検毎くらいの交換がおすすめです。最後に上からエンジンオイルとフロントのデフオイル、冷却水を入れて油脂類の交換は終了です。
発煙筒、テールライトバルブ、ワイパーラバー交換と2DINナビ取り付け
発煙筒が切れていたので交換しました。発煙筒も使用期限というのがあるので必ず点検時はチェックします。テールレンズのバルブは下取り車両から入れ替えでLEDにさせていただきました。 ワイパーラバーは劣化していたので交換させていただきました。そして、このレガシィツーリングワゴンで一番の大掛かりな作業が2DINナビの装着でした。純正のパネルは2DINナビを取り付けできるようにはなっていないため、2DINナビ用のパネルを準備して取り付けさせていただきました。一見中央のエアコン吹き出し口の中央に2DINが入りそうですが、ここには純正ナビしか装着できないのです(厳密には加工すれば装着はできるようですが。。。)通常はオーディオエアコンパネルの箇所に2DINナビ用のパネルを用意して装着します。今回もそのパターンで取り付けさせていただきました。こんな感じで2DINパネル用の枠にナビが入ります。あとはこれを元に戻して完了です。取り付け後の写真をメカニックが撮り忘れてしまったのでないですが、これで快適にドライブできますね。以上で納車前の点検と整備、パーツ取り付けは終了です。この後フィルム施工を行って納車させていただきました。M様、この度はご契約ありがとうございました。