更新日時:2022/10/07
HMR(エイチエムアールホンダ)の栗原です。今回はFEEL’Sエアロ マフラー 無限ダンパーキット装着のシビックタイプR(FD2)の納車前点検整備を行いました。作業担当はメカニックのホリグチです。
まず最初にエンジンルーム廻りをチェックしていきます。バッテリーテスターでバッテリーの健全性を点検していきます。特に問題ありませんでした。バッテリーの交換時期は使用状況によりますが3〜5年のサイクルで交換することをおススメいたします。 シガーライターソケットからの便利グッズの使用などで負荷が高くなりバッテリー上がりが多くなります。マメにエンジンを掛けて充電したり、カー用品店などで購入できる充電器を用意しておくといいでしょう。 インテークホースの点検を行いました。特に問題ありませんでした。インテークホースは経年劣化で蛇腹部分に亀裂が入ると、そこからエアフィルターを通さない空気を吸ってしまいエンジン不調に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメいたします。 K&Nのエアフィルターの点検していきます。特に問題ありませんでした。汚れで目詰まりを起こしてしまうとエンジン本来の性能が発揮できなくなります。定期的な点検と汚れが目立ち始めて来たらお早めの清掃・洗浄をおススメします。 次に冷却系廻りを点検していきます。ラジエター本体やホースに漏れはありませんでした。経年劣化していくと亀裂が入りそこから冷却水が漏れてしまいエンジンがオーバーヒートを起こす可能性があります。定期的な点検をおススメいたします。 次にベルト廻りを点検していきます。特に問題ありませんでした。補機ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなったり、充電が行なえず最悪走行中に停止するなどのトラブルを起こしかねません。定期的な点検を行いたいですね。 続いてプラグの点検を行いました。4本とも特に問題ありませんでした。先端の部分がひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなったり、走行中に失火が起こり故障の原因となります。エンジンが掛かりづらくなるなどの症状が出た場合は当店にご相談ください。 リフトアップして足廻りをチェックしていきます。タイヤを縦横に揺らしてハブベアリングとボールジョイントのガタが無いかチェックを行いましたが問題ありませんでした。走行中に異音やハンドルのガタつきなどを感じた場合は当店へお早めにご相談下さい。下廻りの状態です。目立つサビや腐食も無く大きな突き上げや目立つスリキズも見受けられませんでした。 足廻りのブッシュ・ブーツ、ダンパーをチェックしていきます。ブッシュ・ブーツにヒビが入ってしまいそのままにしておくと、そこからグリスが漏れ出したり、異物が侵入して足廻りの機能に支障をきたすだけではなく、車検を通過できなくなってしまいます。 ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。 シールが劣化するとピストンに水が進入して錆びつきブレーキの引きずり症状に繋がる可能性があります。定期的な点検をおススメします。 ブレーキパッドの残量をチェックしていきます。フロント9mm・リア5mmでした。
HMR HONDAでは納車前点検でエンジンオイルやブレーキフルード、ミッションオイル、ラジエタークーラントを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な点検を行わず走り続けるとエンジンパワー低下、燃費悪化の原因となります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。オイルフィルターも交換していきます。フィルターの交換目安は、オイル交換2回ごとになります。ミッションオイルも抜いていきます。ミッションオイルが劣化していくとギアの入りが悪くなったり、最悪ミッションのギアを痛めてしまいミッションブローに繋がりますので定期的な交換をおススメいたします。クーラント液も抜いていきます。 交換するミッションオイルはホンダ純正のMTF-3を使用しています。 エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’SプロステージS 100%化学合成油 10W-40を使用しています。 エンジンの冷却に必要不可欠なクーラント液も交換していきます。 次にブレーキフルードを交換しました。フルードはDOT4を使用しています。交換タイミングは、車検毎をおススメしております。 タイヤ溝の残量をチェックしていきます。フロント・リアともに4mmでした。もう半年〜1年内での交換をおススメさせていただきました。 各タイヤの空気圧を調整していきます。空気圧はガソリンスタンドなどで定期的な点検を行うことをおススメします。 エアコンフィルターを交換しました。エアコンフィルターに付着するホコリなどで目詰まりすると車内の不快な匂いの原因、効きの悪さに繋がってしまいます。 サンフレアは有効期限が切れていても車載されていれば車検は問題ありません。但しいざとなった時に使えるとは限りませんのでHMRでは有効期限が切れたものは交換させていただいております。
以上で作業は終了です。M様、この度はシビックタイプRご契約いただきありがとうございました。シビックタイプRとの最後の自然吸気VTECを思う存分お楽しみください。
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