更新日時:2024/01/20
HMR(エイチエムアール)のイシケンです。パート①の製作ブログでは配線周り、ブレーキダクト周り、エアロ関連の製作を紹介しました。パート②では主に下回りのオイルクーラー関連の作業を紹介します。何をするにも色々とワンオフ製作になるので時間がかかりますね。
耐久のレースカーなのでミッションとデフのオイルクーラーは必須になるのですが、ただクーラーが付いていればいいという訳ではなく、しっかりと効率よく風を取り込んであげる必要があります。そのために導風板を設置するのですが、もちろん汎用品で売っている訳ではないのでアルミ板で製作します。まず、段ボールで型取りを行います。
位置と型が決まったらアルミ板を切っていきます。そして、切ったアルミ板を合わせるために加工を行い、オイルクーラーに合わせていきます。
角が鋭角になり危険なので、しっかりと面取りも行います。
クーラー前にはネットを装着しないとタイヤカスがガンガン飛んできてすぐにダメになります。ネットももちろんワンオフです。
オイルクーラー側の準備が整ったら、ボディ側の準備です。室内に熱が入らないように遮熱シートをしっかりと張り込んで、その後オイルクーラーを設置していきます。
こちらはデフクーラーです。
クーラーの設置が出来たら、フィッティング確認でデフカバーも仮組みします。
ホースとポンプを取り付けて、長さや干渉などもチェックしました。特に問題ありませんでした。
マフラーとの干渉がないかも確認する必要があるので、マフラーもリアピースのみ仮組みします。
マフラーとの干渉も問題なく、いい感じに設置できました。そして、ミッションクーラーは腹下に設置です。
こちらもとてもいい感じに装着ができました。どちらのオイルクーラーも導風板はワンオフなので、下回りを擦ったりぶつけたりするとまた作らないとなので大変です・・・。
続いてドアトリムとガラスを装着してみました。トリムもガラスも純正を使います。
この辺りは純正をそのまま付けるだけなので特に何の問題もないかと思っていたですが、取付け終わったら内側のドアノブがロールケージと干渉してそのままだと室内から開けられないことが判明!!
ノブを干渉しない範囲で切断し、フックを取り付けて開閉することにしました。やはりレースカーは何事もスムースには進まないですね~。
あと、画像は少ないですが無線の配線を処理しました。ルーフには無線アンテナを設置。そして、ここから室内側へ配線が伸びて来て、無線本体へと接続します。無線本体を設置する土台はもちろんワンオフになります!
そんな感じで徐々にレーシングマシンになってきました。次は手配していた残りの配線が届いたので取り付けて行く予定です。これに1週間くらいですかね~。
1月末のシェイクダウンは現実的ではなくなってきましたが、頑張ります(チーフメカの邑松が)