更新日時:2023/08/25
HMR(エイチエムアール)の栗原です。今回はお客様からのご依頼で、S2000(AP1)のクラッチリフレッシュプラン作業を行いましたので、その作業レポートになります。
まず最初に車内のシフトリンケージを取り外していきます。 次にエンジンルーム内と下回りの、クラッチ交換の際に取外しが必要な箇所に移っていきます。 エアクリーナーボックスを取外します。 ベルトテンショナー&アイドルプーリーとオルタネーターも取外していきます。取外した際に各部をチェックしていきます。プロペラシャフトを取り外していきます。 次にエキゾーストマニホールドを取外していきます。 ここからミッションを降ろしていきます。 ジャッキで支えながらゆっくりミッションを降ろしていきます。 ミッションを無事に降ろすことができましたのでこれからクラッチ交換に移っていきます。
今回交換装着するのは、SPOON製のクラッチディスク・カバー・フライホイールになります。クラッチカバーを取外して、フライホイールディスクを取り外すとクランクシールリア側が見えます。クラッチの汚れをキレイに清掃して、このタイミングでこのオイルシールも交換します。 ここはクラッチ交換の際に同時に行うことをオススメします。部品代も安価で、一度にリフレッシュできますからね♪ 新しいフライホイールを装着していきます。 クラッチディスクとカバーを取付けていきます。 しっかりとボルトを締めていきます。 次にミッションケース側のリフレッシュ作業に移っていきます。内側に付着している鉄粉も除去していきます。 ベアリングガイドはCSOharaにて販売されている、WPC処理がされているものに交換します。WPC処理とは、金属製品の表面に微粒子を圧縮性の気体に混合して高速衝突させることで金属表面の耐久性が強化されます。 レリーズフォーク、ベアリング類を交換して組み付けていきます。 再びミッションを車体に搭載していきます。 クラッチスレーブシリンダーを交換していきます。クラッチホースはSPOON製を装着します。 プロペラシャフトを取付けしていきます。 プロペラシャフトのボルトも新品に交換していきます。 O2センサーを取付けていきます。 エキゾーストマニホールドを取付けていきます。 次にクラッチマスターシリンダーを交換していきます。 写真下が交換品になります。今回の依頼の際にお客様より「クラッチペダルから異音がする」とご相談がありましたので可動部にオイルを塗布しました。 クラッチフルードを交換していきます。 デフオイルを交換していきます。新しいデフオイルは、MOTUL MOTYL GEAR75w-90になります。 ミッションオイルも交換していきます。 ミッションオイルはホンダ純正MTF-3です。 WAKO’Sパワーエアコンを注入します。 作業は以上になります。 F様、この度は作業のご依頼ありがとうございました。またのご相談・ご依頼お待ちしております。
今回の作業費用ですが
・クラッチリフレッシュプラン:198,120円
・クラッチ油圧系統リフレッシュ:43,730円
・O2センサー移設:1,500円
・油脂類交換:7,600円
・エアコンガス:4,000円
合計税込280,450円とでした。