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更新日時:2023/08/06

【スーパー耐久チャレンジ】SUGO ROUND3の結果


HMR(エイチエムアール)のイシケンです。7月8日、9日に宮城県のスポーツランドSUGOにてENEOS スーパー耐久シリーズ Supported by BRIDGESTONE ROUND3が開催されました。第1戦の鈴鹿から約3カ月半ほど。第2戦のFuji24時間はパスしたので今年2戦目となりますが、参戦してきました。結果から言うとGR86勢に完敗という感じでした・・・。ただ、これまでで一番メカニック達が活き活きとしたラウンドで、マシンはノートラブルで完走という自動車販売会社としてはこれが一番の結果という感じでは終われました。

7月6日~7日のフリープラクティス

6日木曜日の午後から始まったSUGOラウンド。この日は特別スポーツ走行として25分×3枠が設定されており、Aドライバーの私とBドライバーの川原選手でセットを煮詰めて行きました。この日の最大の課題はBSのラジアルタイヤにセットを合わせることです。他チームは富士24時間で既にセットを煮詰めていますが、うちはこのSUGOから始めて履く感じです。事前テストは出来なかったので、6日と7日のフリープラクティスでどこまで煮詰められるかが勝負です。タイヤはポテンザ12Dのハードです。他チームの話を聞いているとスリックと変わらない感じで使えて、セットはそこまで変わらないとのことでしたが果たしてどうなのか・・・。

そんな疑問を持ちながら最初の枠がスタートしました。スタートは私が担当しました。ブレーキキャリパーをオーバーホールしてきたので、メカニックからもしかしたら少しフワッとしているかもとのことだったので、最初の1周は様子見ながらのブレーキングとタイヤの感触を確かめるために無理せずスタートしました。で、まずタイヤですがこれぞラジアル!って感じでフニャフニャ(笑)
スリットと同じってうそ~って思いながら走ってました。そして、ブレーキはカチっとしているのに止まらない。。。そんな感じだったので全く持っていい感触はなくタイムも1分40秒とか41秒とかで全然な感じのスタートでした。ブレーキは周回しているうちに徐々にフィーリングは良くなっていき、途中で川原選手に交代した時に普通の制動に戻っていたようです。

ブレーキは前回の鈴鹿戦で使ったままのパッドだったため、どうしても炭化しているところがあり最初は効きが悪くなってしまうようです。パッド残はたっぷりとありましたが、基本的にレースで使ったら次は新品のパッドにするというのが常識みたいですね。こう言うところ一つ一つも勉強です。マシンの方はアンダー傾向だったため、主にフロントの減衰調整を行ったりアライメント調整を行うなど、フロントを重点的に調整してセットアップを進めて行きました。
今回もMCRの小林代表とナツメカニックの的確な分析と指示によりセットが煮詰まって行きました。

この日の最後には私も川原選手と同じ1分38秒台でラップ出来るようになりました。最近フォーミュラカーやカートでの練習に励み過ぎたせいで、ラジアルタイヤに慣れていなくて最初は全然ダメでしたが1日でなんとか勘を取り戻せました。

7日金曜はCドライバーの妹尾選手も合流して3人でセットを煮詰めて行きました。金曜日は午前中1時間と午後1時間の計2時間のフリープラクティスでした。午前中は昨日からのセット変更の確認と妹尾選手に慣れてもらう時間という感じで走行を進めました。セット的には良い方向に進んでいて、ガソリンが重い状態でもとてもバランスが良かったです。 妹尾選手もすぐにマシンに慣れて1分38秒~9秒でラップ。昨日から使っているタイヤだったので、妹尾選手の後半にはタイヤが垂れて来て曲がらなくなって来ていましたが、総じて良いフィーリングとのことでした。

午後の枠は翌日の予選を想定してガソリン少なくNEWを投入して2LAPだけのアタックをABドライバーそれぞれで慣行しました。私はこれまでのベストとなる1分37秒5を記録。正直、思ったほどNEWのタイムアップがありませんでした。この時点で36秒台に入れておきたかったのですが、走っていながらも凄くグリップを感じるということはなく、ガソリンが軽いから車の動きが軽いというフィーリングもなかったです。そこは川原選手も同じで、まだまだセットを煮詰めないとという状況でした。

予選シミュレーションが終わってから妹尾選手に交代して、フロントの車高を少し調整し、妹尾選手→川原選手と乗り継いでセット確認を行いました。この車高変更がとても良く、セクター4ではこの日の全体ベストを中古タイヤで記録するほどでした。これで予選に向けての煮詰めはほぼほぼ完了という状態。予選日の午前中には1時間の走行枠があるものの、この日は雨が確定していて予選までに乾くかどうかという予報でしたので、これでドライセットは煮詰めは完了という感じでした。

7月8日予選日

いよいよ予選日です。天候は予報通りに朝から雨でした。午前中のフリープラクティスはBSウェットタイヤのセット確認に使いました。いや、使う予定でした。想定するウェットセットに変更して川原選手からスタート。 数ラップして妹尾選手に交代し、数ラップして私が最後まで乗りました。元々川原選手でウェットセットを煮詰めるという話だったのですが、コミュニケーションミスでここでのセット変更がされず、私が乗るまでは特に何も触ることがなくという状況でした。
私は煮詰めたウェットセットで最後まで走り込むというプランだったため、そのままずっと走り込んでいたのですが、途中でまだピットに入らないのか?と思い無線で話してみたら何も返答がない・・・。その後も何の返答もない状態が続き、これは無線トラブルが発生しているなと思った時にはフリープラクティスは終了していました。
無線トラブルは私のヘルメットにイヤホンのコードが刺さっていないことが原因でした・・・。そんなこんなで結局ウェットセットは特に何も煮詰めることが出来ずに終了。タイムは1分50秒台後半という感じで、GR86勢は48秒~49秒だったのでウェットでも離されたままとなってしまいました。

午後の予選に向けては、徐々に路面が乾いてきていることもあり、ウェットで行くのかドライで行くのかの判断待ちという感じでした。セット変更に要する時間から逆算で何時までに仕様変更をするか決めて、それまでは何もせずに路面状況の回復を見守っていました。そこから雨が降ることはなく路面は乾いていき、午後の予選はドライ仕様で臨むことになりました。

午後12時45分からスタートしたAドライバー予選。路面は乾いていてウェットパッチはあるもののほぼドライと同じ感じでした。ラジアルタイヤなので2ラップでタイムをまとめるように内圧設定を行ってコースイン。ピットが10番だったので前に数台しかマシンはいなく、5クラスのフィットとロードスターを早めにかわして走りやすいポジション取りをしました。後ろからエアバスターGR86が迫ってきたので、馬の背で先に行かせて引っ張ってもらう大作戦♪
予定通り2ラップして、1分36秒802を記録。このレースウィークでベストのタイムを記録できました。クラス8台中6番手のタイム。

続いて1時間後にスタートしたBドライバー予選では、完全にドライ仕様にマシンをセット変更して川原選手が臨み、同じく2ラップで1分36秒705を記録しました。ABドライバーの合計タイムで決まる予選ですが、GR86勢には全くもって及ばずクラス最下位となりました。トップのエンドレスGR86は1分33秒台を記録していて、他チームも34秒~35秒台という感じなので全くもって勝負にならない状況でした。
予選が終わった後、川原選手も私も特にミスはなく不満なところもなかっただけに、どうしたらいいものかという雰囲気でした。

最後にCドライバー予選で妹尾選手が乗り込み、中古タイヤで1分37秒338を記録しました。Cドラ予選はクラス6番手でした。
決勝に向けては特にこれ以上のセット変更はなく、通常のメンテナンスを終えてピットを後にしました。

7月9日決勝日

決勝日は昨日の夕方から降り続いた雨が乾くかどうかというくらいのタイミングでスタートを迎えるという予報でした。決勝スタート進行は8時から。ラジアルタイヤなので少しくらい濡れていても何の心配もいらないところはいいところですね♪
10分間のウォームアップ走行があったので、そこで路面状況を確認しました。完全にドライで走れることが確認でき、且つ凄く暑くなりそうだったのでクールスーツにドリンク必須ということも判明しました。
ウォームアップ走行ではガソリンが決勝用にも関わらず1分38秒台で妹尾選手がラップし、全体の中でも悪くないタイムでした。

スタートドライバーはS耐慣れしている妹尾選手が担当。8時45分に決勝スタート。1コーナーで前を走る18号車ウェッズスポーツGR86をアウトからパスして7番手に浮上。続くバックストレートで66号車ロードスターRFにならびかけ、最終コーナーでインに入ってストレートでパスして6番手に浮上。次の周には前方車両の接触などもあり、60号車G/MOTION‘ GR86と884号車シェイドレーシングGR86もパスしてクラス4番手に浮上。前が空くと1分37秒台のベストタイムを記録し、その後も38秒台でラップして後方のGR86勢よりも速いラップを刻んでAドライバーへのマージンを築いていきました。

ただ、タイヤの垂れが早く来たことと、クールスーツのトラブルで長く乗ることが難しいと判断し、33周目にピットイン。Aドライバーの最低乗車時間である60分を走れるだけの給油を行い、タイヤは4輪交換してAドライバーの私へと交代してピットアウトしました。

このピット作業にてエアジャッキが上がりきらないトラブルが発生し、ここで大きくタイムロス。ピットアウト後の順位はクラス最下位に落ちることになりました。その後、他チームがピットインしてもその順位は変わらず、クラス最後尾から追い上げる展開となりました。ただ、60号車と18号車にピット時のペナルティが課されて、60号車は僅差で前を走り、18号車は後ろから追い上げてくる展開となりました。ですが、ピットから無線で何の情報も入ってこないため、後ろから来た18号車は周回が違うものかと思い簡単にパスさせてしまいました。同じクラスでもブルーフラッグが振られているとこっちは周回遅れかと思ってしまいますね。
この辺のピットからドライバーへの無線と言う点はまだまだチームの課題です。
そんな感じで走行していた私のスティントですが、次のスティントもタイヤ交換無しで行くことを考慮し、1分39秒台~40秒フラットでタイヤを温存しながらの走行を続け、40周を周回したところでBドライバーの川原選手へ交代しました。

このピットインではスプラッシュでタイヤ交換無し、ドライバー交代と最低限の給油のみ行いピットアウトしました。特にロスなく送り出し、その後34周を順調に周回してクラス8番手でチェッカーとなりました。川原選手の時にはもうタイヤはズルズルで全然ペースが上げられない状況でした。特にレース後半は酷く、コース上にとどまることが精一杯という状況の中で走ってくれたので、川原選手の疲労は相当だったと思います。
チェッカー受けて戻ってきた時にはかなりヘロヘロ状態でしたが、何とかマシンを無事ゴールまでもってきてくれました。

本大会ではレースウィークを通してトラブルはなく、順調にマシンを走らせる事が出来たことはポジティブなことでした。その一方で速さが足りていない部分があり、ドライバー及びマシン含めて課題の残る結果となりました。
次戦のオートポリスはST4クラスお休みとなり、第5戦のもてぎが次戦となります。次戦こそは表彰台を目指してチーム一丸となってまた戦って行きます。

今回の様子は公式Youtubeにて公開していますのでぜひご覧ください!

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