更新日時:2023/04/26
HMR(エイチエムアール)の栗原です。今回は86(ZN6)の足回りリフレッシュ作業を行いましたのでその作業レポートになります。
まず左右ロアアームを交換していきます。新しいロアアームに既に圧入されているブッシュをプレス機で押し出していきます。 TRD製のブッシュに打ち替えます。より足回りの剛性アップが実現し、走行時のコントロール性が向上します。 ブッシュの交換が完了しました。元々装着されていたロアーアームを取り外していきます。 ロアアームブーツが切れてグリス漏れが確認できますね。 ロアーアームASSYを取り外しました。 切れたブーツに注目すると、中身の金属が露出してグリスがかなり漏れてしまっているのがわかりますね。 ロアーアームを新しいものに交換していきます。 次にフロントハブを交換していきます。かなり錆が目立っています。ハブが経年劣化等すると、走行中の異音やタイヤのガタつきから、最悪破損でタイヤが脱落してしまうといったアクシデントの可能性があります。 右が新しいハブです。当然ながらピッカピカですね♪ ハブを交換することで回転がスムーズになって静粛性だけでなく加減速性能なども復活します。 反対側も交換していきます。
まずリアデフオイルを抜いていきます。足回り周辺を取り外し、ドライブシャフトも取り外していきます。 今回写真を取り忘れてしまいましたが、ドライブシャフトもSTI製のに交換していきました。 ジャッキを使ってリアデフを下ろしていきます。 下ろしてみるとオイルとオイルの上についた汚れがべったりと。 原因はリアデフブッシュの劣化によって発生したヒビ割れからオイルが漏れてしまったことです。86/BRZではポピュラーなトラブルですね。 表面にヒビが確認できますね。 治具で押し出し取り外します。 左が交換品です。 治具で真っ直ぐ平行にゆっくりと圧入します。 オイルで汚れてしまったデフを清掃し、 ドライブシャフトとの接続部にあるデフサイドオイルシールを交換します。ここもオイル漏れトラブルが発生しやすい箇所なのでデフを降ろした際は当時に交換しておきたい箇所です。 交換が完了しましたら、先程と逆の手順でデフ・ドライブシャフト・足回りと装着し、アライメント測定・調整を行い作業完了となります。 写真を取り忘れてしまいましたが、リアのアッパーアームブッシュ、トレーリングロッドブッシュも交換しました。
M様、この度は作業のご依頼ありがとうございました。またのご相談・ご依頼お待ちしております。
今回の作業費用ですが
・フロントロアーアームASSY、ブッシュ交換:70,400円
・フロントハブベアリング交換:37,600円
・リアハブベアリング、ナックル交換:105,180円
・ドライブシャフト交換:131,800円
・リアアッパーアームASSY・ブッシュ交換:83,000円
・リアトレーリングアームロッドブッシュ交換:34,200円
・リアデフマウントブッシュ交換:47,900円
・アライメント測定・調整:20,000円
合計税込み583,000円でした。