更新日時:2023/02/03
HMR(エイチエムアール)の栗原です。今回は86(ZN6)のクラッチ交換作業の様子をレポートします。今回のご依頼は、お客様より「エンジン回転を上げてもクルマが加速しない」というご相談があり。お客様がおクルマをご購入時に加入した「グー保証」での修理となりました。担当メカニックはムラマツです。
「グー保証」というのは、中古車検索サイト「グーネット中古車」の中で、「グー鑑定」という第三者機関の日本自動車鑑定協会(JAAA)の鑑定師が中古車を鑑定した車両を購入した際に加入できる最大3年間の保証サービスです。24時間365日のロードサービスから、車両故障の保証範囲も電装品からエンジン・トランスミッションといった走行に直接関わる部分まで幅広くカバーしています。
※保証適用には審査があります。
詳しくは公式サイト(https://www.goo-net.com/goohosho/)にてご確認ください。
「グー鑑定」についてはこちら(https://www.goo-net.com/kantei/)
まず最初に車内のシフトリンケージを取り外していきます。ミッションを下ろすのでミッションオイルを抜いていきます。 プロペラシャフトとマフラーを取り外していきます。 ジャッキで支えながらミッションを慎重に降ろしていきます。 クラッチカバーを取り外していきます。 取り外したクラッチディスクとカバーになります。 クラッチディスクの摩耗がかなり進んでおり、それが原因でクラッチ滑りが起こりクルマが加速しなくなっていました。 クラッチケース内は、クラッチが削れることで発生する汚れがついているので後ほど清掃していきます。 レリーズベアリングを取り外していきます。かなり汚れています。レリーズベアリング・ベアリングガイドが劣化していくとクラッチを踏み込んだ時のフィーリングがかなり悪化しますのでクラッチ交換と同時に交換してします。 クラッチカバーもかなり傷がついていますので交換します。 パイロットベアリングです。左が交換品になります。 レリーズベアリングを動かすレリーズフォークの支点となるレリーズピボットを交換しました。装着されているのが交換品です。この部品はスポーツ走行などの負荷で折れてしまう場合があります。折れてしまうとレリーズフォークが正しく動作しなくなりクラッチが切れなくなり自走不可になる恐れがあります。レリーズフォーク、ベアリングも交換します。 エンジン側は新しいクラッチカバー・ディスクを取付けます。 再びミッション、プロペラシャフト、マフラーを車体に組み込みましたら、新しいミッションオイルを入れていきます。 一緒にエンジンオイルも交換しました。 クラッチフルードも交換しました。 以上で作業完了となります。O様、また何か気になることがありましたらお気軽にご相談・ご依頼お待ちしております。
今回の作業費用ですが
・クラッチ交換作業:グー保証
・エンジンオイル交換:10,450円
・クラッチフルード交換:4,100円
合計税込み:16,000円でした。