更新日時:2026/02/07
HMR(エイチエムアール)のイシケンです。先日筑波サーキットコース2000で初めてサーキット走行を実施したデモカーの35GT-Rですが、いよいよサーキット向けの部品を取り付けていきます。今回はエンドレスのブレーキキャリパーキットの取付けとエアダクトの取付けです。 
35GT-Rは純正でブレンボキャリパーを装着していますが、本格的にサーキット走行となるとそれでも役不足です。毎周安心して周回をするためにもブレーキ容量のアップは必須のメニューかなと思います。
今回取付けするブレーキキットは、エンドレスのMONO6TAになります。鍛造、一体成型により、剛性を徹底的に追及して開発されたキャリパーになり、キャリパー剛性はMONO6と比較すると110%向上しています。そして、アウターパイプを廃止し、パイプ破損によるブレーキフリュード漏れを防止しているところも安心材料です。
キャリパー表面には放熱性に有効な3D切削が施されており、ブレーキ熱が多いGT-Rには最適なキャリパーかと思います。この更に上のグレードであるMONO6EVOが先日発売されましたが、最新のGT-Rニスモに採用されたカーボンセラミックブレーキの置き換えとしての要素が強そうなので、MY07モデルの当社デモカーにはMONO6TAを選択させてもらいました。お値段は前後セットのキットで1,996,800円(税込)になります。
まずは製品のご紹介からします。こちらがキット内容です。
フロントキャリパー、リアキャリパー共に6potになり、ピストン径が前後では異なる作りとなっています。また、異形ピストンを採用することでパッドを押す力が均等にかかり、ダイレクトでレスポンスの良い制動を発揮してくれます。
ブレーキパッドはCC-Rgを選択しました。
サーキットに特化した仕様ではなく、あくまでベースは街乗りができる仕様でサーキット走行を行うため、ストリート~サーキット向けのパッドを選びました。材質はセラミックカーボンメタルで、ローター適正温度域50℃~800℃のパッドになります。ストリート~サーキット向けの中では最上級のパッドになります。
そしてローターは、特殊カーボン配合スチール、ベルハウジング部はアルミ合金、特殊熱処理加工済みの2ピースタイプ、特注タフラムコート&Eスリットが入った製品です。簡単に言うと、サーキット向けのブレーキローターですね。
ブレーキホースももちろんセットになり、ステンレスメッシュタイプのレーシングブレーキホースです。
そして、カーボン製エアガイドです。
こちらはR35GT-R専用設計となっており、エンドレス社のテストではローター温度は15%、キャリパー温度は5%冷却できたそうです。価格は43,780円(税込)の商品です。こちらも合わせて取付けしていきます。
まずはフロントから交換していきます。長年使い込んだキャリパーとローターは見た目にもお疲れな感じです。先日の筑波サーキットで最後に酷使しましたので、よく頑張ってくれました。
キャリパー、ローターを取り外し

ブレーキホースも取り外します。

こちらは新旧ブレーキホース。
エンドレスローターを取り付けました。
ブレーキパッドは面取りをしてから取り付けます。これでブレーキの鳴きを少し抑えることができます。
キャリパーを取付けました。
ブレーキガイドも取付け完了です。
エンドレスキャリパーが装着されると、本気のサーキットマシンなオーラがでますね。
続いてリアです。
同じようにキャリパー、ローター、ホースと外していきます。

こんな感じで取付け完了です。
取り外した際に純正との比較を撮影しました。キャリパー自体は6potなので大きさにそこまでの違いはありません。
ただ、パッドは分厚いパッドを入れることができるため、パッドの耐久性や放熱性は格段に上がります。
そしてローター。元々エンドレスローターが入っていたのですが、サイズは純正同等です。新しいローターはフロントが400mm、リア387mmになるため、純正の380mmと比較するとその大きさは歴然です。

走行フィーリングですが、試乗に出た際の最初の一踏みでもう違いは明らかでした。まずタッチがダイレクト。制動がじわっと出ているのにダイレクトに効く感じです。ローターもパッドもあたりが付いていない状況でこの感触なので、この製品を投入して正解だったなと実感しました。
今度富士スピードウェイに持って行き、べディングというローターの当り付けをしてきます。これはいきなり全開走行するのではなく、ローター温度を500度近くまで上昇させてから、100度くらいまで冷やすという作業です。これを行うことでジャダーが出なくより扱いやすいローターが出来上がります。合わせてブレーキパッドのあたりつけも行い、サーキットで使えるブレーキを作ってくる予定です。
なお、ローター温度500度というのがすぐにわかるように、エンドレスローターには緑色とピンク色の2色のサーモペイントが塗装しており、緑色は約450℃、ピンク色は約630℃をおおよそ10分間持続すると白色に変色します。べディングは緑色のサーモペイントの変色を確認して行います。赤の方は高温で使い過ぎていないかのチェックとなり、冷却が足りているのかの判断になります。
このようなサーモペイントが初めから施されているところもエンドレスローターのありがたいところですね。
以上、エンドレスキャリパーキットの取付けでした。
次の作業はアラゴスタ車高調の取付けです。お楽しみに!!

















