更新日時:2025/08/17
こんにちは、HMR広報の小川です。今回ご紹介するのは、「家族もOK、でも走りは本気」。そんなコンセプトを形にした、VAB型 WRX STIです。WRC直系のラリーテクノロジーを詰め込みつつ、日常でも使える4ドアセダンとして完成された1台で、このモデルがスバル最後のEJ20ターボエンジン搭載セダンという事実も見逃せません。
一見、落ち着いたセダンフォルム。しかしその実態は、各所に走りの意志が宿るモータースポーツベースのエアロデザインです。 STI専用エアロ(ボンネットスクープ/サイドスカート/リップスポイラー)
タイプSは大型リアスポイラーを装着しています。
18インチ専用ホイール+ブレンボ製ブレーキ。
D型以降はイエローキャリパーに変更されています。
走りの機能と日常の快適性を両立したコックピットで、スポーツカーのような演出を盛り込みながらもファミリーユースにも対応しています。アルカンターラ×レザーのSTIロゴ入りスポーツシート。
レッドステッチ付き本革巻きステアリング。
視認性に優れたメータークラスター(ブースト計搭載)
ISOFIX対応リアシート(チャイルドシート取付可)
トランク積載性も十分です。
「スポーツカーなのに、家族にも優しい」を体現したインテリア設計です。
エンジンルームに収まっている2.0Lターボエンジンは最高出力 308PS /最大トルク 43.0kgmです。低重心が生む圧倒的な旋回安定性が魅力的です。
ターボラグの少ないレスポンス設計で、長年進化を重ねたスバル技術の結晶。EJ20の集大成です。
AWDスポーツの真骨頂、DCCD(ドライバーズコントロールセンターデフ)を中核とした駆動制御で、SI-DRIVEで3種類のエンジンマップを切替可能です。センターLSDのロック率は手動設定可能で路面状況に応じて自在に調整できます。
スバルといえば「アプライドモデル」。年式ごとに A〜F型 のように仕様改良を区分する独自の方式を採用しています。
VAB型:年式区分と各型の進化ポイント
区分 | 型式レンジ | 年式 | 備考 |
---|---|---|---|
前期 | A〜C型 | 2014〜2016年 | — |
後期 | D〜F型 | 2017〜2021年 | 2017年登場のD型で大幅マイナーチェンジが境目 |
型 | 年式 | 主なアップデート内容 |
---|---|---|
A型 | 2014年 | |
B型 | 2015年 | ECU改良、足回りセッティング見直し、先進安全機能追加 |
C型 | 2016年 | 内装質感アップ、静粛性改善、快適性を重視 |
D型 後期スタート | 2017年 | ・フロントバンパー刷新 ・新デザイン19インチホイール ・電子制御式DCCD採用 ・ブレンボ製ブレーキ(フロント6ポッド/リア2ポッド) ・サスペンションセッティング全面改良 |
E型 | 2018年 | D型をベースに制御・乗り味を熟成、完成度向上 |
F型 | 2019〜2021年 | D型をベースに熟成継続、より高い完成度を実現 |
ファイナルエディション | 2021年 | VAB型のラストを飾る特別仕様 |
表には載せていませんが特別仕様車として「TYPE RA-A」や「S207」、「S208」などがあります。
スポーツ性能と家族での使用を両立したい方。ラリー由来のAWD性能に魅力を感じる方。EJ20型エンジンの“最後の1台”を手に入れたい方。派手すぎず本格派、そんなスポーツセダンを探している方。「家族がいる。でも走りも妥協したくない。」そんなあなたにこそ選んでほしい1台です。最後のEJ20 × 本格AWD × 5人乗りスポーツセダンをあなたも手に入れてみませんか?