更新日時:2025/03/24
HMR(エイチエムアール)のイシケンです。先日外装編で新車時の状態をいかに維持するのかというので、各種コーティングをご紹介しました。詳細は「シビックタイプR(FL5) 新車状態を維持するためのおすすめコーティング 外装編」をご覧ください。今回は続編の内装編になります。
FL5のあの真っ赤な内装は本当にかっこいいですが、赤すぎて汚れが心配で心配でもう誰も乗せたくないし土足で踏み入れたくなしい、雨の日には絶対に乗りたいないと思ってしまいますよね。うちのデモカーも新車で来てからずっとそんな気持ちで誰も乗せていません(笑)ですが、4ドアですとトランクスペースも広々のシビックタイプRなので、しっかりと普段使いもしたいところです。そこで、どこまで保護できるかは未知数ではありますが、今現在考えられる保護対策をデモカーに施してみましたのでご紹介します。実施した内容は以下になります。
まずはシートコーティングからご紹介します。
FL5のシートは本当に真っ赤ですね。最高にかっこいいです。この赤シートの生産が追い付かなくてFL5は新規受注が出来ていないという噂も。そこでブラックパッケージを作って黒シートにしたものの、それも受注停止と言う何ともなぁ~という状態ですが、やっぱりタイプRと言えば赤シートですね。でも、この赤が確実に汚れで黒ずんで行くのが目に見えてわかります。そんな中古車をこれまでいっぱい見てきました。どれだけ洗浄しても完全には落としきれないというのが中古車屋をやっていてわかります。そのため、新車時からいかに汚さないで維持していくかが重要になります。そこで、今回試してみるのがソフト99さんから販売しているクロスバリアコート。
こちらの製品は量販店でも売っているのでこれから施工するのは誰でも自宅でできます。ファブリック素材のシートにシュシュっとして付属のスポンジで塗り込んで、3時間~4時間ほど置けばOKというコーティングです。試しに廃車予定のクルマがあったのでそれに施工してコーヒーを垂らして見たのですが、全くしみ込まずに撥水しました。下の方に動画リンク貼ってありますが、その中では実験の様子を公開しています。汚れの付着も防止してくれそうなので期待が持てる商品です。では、早速施工していきます。
シート全体にシュッシュしたら専用のスポンジで塗り込んでいきます。
センターコンソールボックスの蓋も肘を置いて汚れそうなのでシュッシュします。
ドアトリムも同じく
助手席側もやって終了です。リアシートも頻繁に乗り降りがあるようでしたらやっておくといいですね。
これで3時間~4時間ほど経過したらコーティング完了になります。耐用期間は3カ月だそうなので、そんなに時間はかからないので定期的にやるのがおすすめですね。
続いてフロアマットです。シートに続いてなんとも鮮やかなレッド!!それも毛並みがよくてフワフワ。もっと品質を落としてくれていいから汚れなさそうな素材にしてくれればと思ってしまうくらい良いフロアマットですね。これも汚したくない気持ちがかなり大きいですが、土足で踏む以上は確実に汚れます。それを最小限に抑えるために試してみたのがこちら。
靴に吹きかけて汚れ防止、雨の日の撥水効果などがあるスプレーです。これをフロアマットに吹きかけて汚れを防止してみようと思います。これはどこまで効くのかはわからないので、これから普段使いして検証してみます。
たっぷりと吹きかけて日干ししました。
お次はフロアカーペットのスレ防止です。FL5は市場にも多く出回っていてオークション会場でもよく目にします。その中で気になったのがクラッチの隣にあるフットレスト横のカーペットの擦れです。クラッチペダルを踏む際にフロアカーペットも一緒に擦ってしまうんでしょうね。1万kmですでに擦れて破れてしまっている車両もありました。フロアカーペット交換となるとシート全外しのセンターコンソールなども外しての大掛かりな作業となってしまいます。そのようなことにならないように、フットレストアルミカバーを装着することにしました。
こちらの製品はビスと両面テープで留めるタイプの製品になります。では、早速取付け作業を行います。
こんな感じで取付け完了です。
最初はギラギラし過ぎるかなと思いましたが、取付けしてみたら純正のアルミペダルとのマッチングが良くてまるで最初からこの仕様なのかなという感じでとても良い見た目になりました。そして、懸念点であったフットレスト横のフロアカーペットはしっかりとカバーされています。左側面もカバーされるので、これでフットレストに足を置く際にカーペットが擦れてしまう心配がなくなりますね。
続いてステアリングです。純正のバックスキンタイプのステアリングはすごくカッコ良くていいのですが、バックスキンタイプはすぐにガサガサになり剥げてしまって肌触りは悪いわ見た目も悪いわでカッコいいのは最初だけです。そんな車も多数見てきました。こちらは根本的な対策は不可能で、ハンドルを触らないことくらいしかないです(笑)
ということで、綺麗なうちにステアリングを交換してしまいます。今回選んだのがSEEKERさんの純正交換タイプのステアリングです。無限やJ’sracingからも発売していますが、SEEKERさんのステアリングが一番純正っぽい感じでメーカーロゴのインパクトが少なく、ステアリングの素材も社外な雰囲気が全然ないところが選んだポイントです。当社ではナルディやmomoステアリングの交換実績もありますので、そのようなステアリングに交換されたい方は「FL5シビックタイプRのステアリング交換(社外)」のブログをご覧ください。
では交換していきます。まずはバッテリーのマイナス端子を外します。これを忘れるとエアバック警告灯が点灯してしまうので要注意です。
ステアリングコラム周りをバラします。
エアバッグを外します。
こんな感じで純正ステアリングが外れました。
SEEKERステアリングと並べてみました。大きさは変わらないかな?という感じです。
SEEKERステアリングに純正スイッチ類を移植します。
後は車体に戻して交換は終了です。
これが純正と言われても不思議ではない社外な雰囲気のない大人なステアリングです。
ステアリングの肌触りはとてもよくグリップ感も純正のような万人受けする感じです。これであのバックスキンがガサガサになるのではないかという心配はなくなりました。純正ステアリングは大事に保管しておきます。
次はシートベルトです。真っ赤なシートベルトは先代のFK8からですが、FK8のシートベルトは黒くなっているのが多くなっています。手垢が付着して黒くなってしまうんですね。なので、直接触れないようにこちらはカバーを取付けしてみました。せっかくの真っ赤なベルトがあまり見えなくなってしまうのですが、私は黒くなってしまうのが嫌なのとベルトが真っ赤過ぎるのでこのカーボン調のカバーがちょうど良かったです。リアシート含めて4箇所設置してみました。
こちらの商品はアマゾンで探した市販品なので、いつでも売っているかはわからないですが、シートベルトカバーとしては長いタイプにしました。これであれば手で触る箇所はほぼカバーされます。ただ、シートベルトを伸ばしてくるのが少しやり辛くなってはしまいます。
今回行った作業の費用は以下になります。市販品を使っているのでその時々で部品代が異なる場合はございますのでご了承ください。
動画でも紹介しているのでぜひご覧ください。
続けて外装編を見たい方は「シビックタイプR(FL5) 新車状態を維持するためのおすすめコーティング 外装編」からどうぞ。