更新日時:2025/02/17
HMRの秋山です。今回はシビックタイプR(FD2)のルーフライニング交換をご紹介します。天井の生地が垂れ下がってしまうのはFD2やCL7の持病であり、経年劣化でスポンジと生地との間の接着剤が剥がれてしまうのが原因になります。頭に当たってしまうくらい下がり運転に支障が出てしまうこともあります。
担当メカニックはムラマツです。ルーフライニングは箱に入って届くのですが想像以上に大きく保管するのも大変なので、ストックで買おうと思われている方は、しっかり大きさを確認してから購入しましょう。
今回のお車はサンバイザー付近やアシストグリップ部分から垂れ始めていました。
外車などではよくルーフライニングが垂れると聞きますが、国産車であるFD2が垂れてきてしまうのは珍しいですね。
マップランプやアシストグリップなど必要な部品を取り外していきます。
シートやステアリングは取り外さずにルーフライニングを外していきます。フルバケが装着されていると、シートをリクライニングできない為、取り外しての作業になります。
他のパーツを傷つけないように慎重に外します。
大きすぎてガラスを外せたらなと思います。
無事古いルーフライニングを取り外せました。現段階ではそこまで垂れてきていなかったですが、一度垂れてきてしまうと状態の進行も早いので、今回のオーナー様のように交換できるときにしてしまうのが良いですね。
今回のお車は前期モデルですが、前期用ルーフライニングが生産終了してしまった為、後期用のルーフライニングを使用していきます。前期用も後期用も形は同じですが色が若干変わってきます。画像左側が新品の後期用ルーフライニングで、こうして見比べてやっと分かるくらいの違いになります。
取り外すのと逆の手順で上手くドアから入れて取り付けていきます。作業中に汚れをつけないようにするために袋から取り出さずに入れていきます。同時に手袋をしない理由も、手の汚れが分かるように素手での作業になります。
取り付ける際は強引に曲げて入れてしまうと、傷やしわ、折り目などがついてしまうので取り外す時よりも慎重に行います。
完全に中に入ったところで袋から取り出し、天井に固定していきます。
取り付け完了しました。
後期用ルーフライニングですが車内から見れば前期用と遜色ありません。
ご依頼いただきましたM様この度はありがとうございました。
ルーフライニングが垂れてきてしまって悩まれている方がいらっしゃいましたら、もうすでに前期用のルーフライニングは廃盤となり、後期用の在庫も少なくなってきていますのでお早めにHMRまでお問い合わせください。
・ルーフライニング・ショートパーツ:¥33440
・作業工賃:¥25000
合計:¥58440
※令和7年1月時点の金額になります。