更新日時:2024/12/20
HMRの秋山です。今回はスバル インプレッサ WRX STI(GRF)タイミングベルト・ラジエター交換を行いました。GRFはオートマ車ですが水平対向4気筒2.5ℓターボのEJ25エンジンはとてもパワフルで、街乗りでもサーキットでも快適に走行することが出来るます。またハッチバックなので荷室も広く幅広い層に人気の車です。
冷却水が減ってしまうとのご依頼があり、見てみたところラジエターのアッパータンクにヒビ割れがありましたので、ラジエター本体とホース類の交換を行いました。インプレッサのラジエターパンクは持病と言われているようによく壊れる部分の1つになります。樹脂製のパーツになりますので年数が経つと劣化してきてしまいます。
この部分から冷却水が漏れていました。
今まで装着されていたラジエターを取り外していきます。
新品の純正仕様の社外ラジエターになります。純正のものよりも安価で、費用を抑えたい方にはおすすめです。
ラジエターホースも新品に交換します。
新品のラジエターですが、万が一亀裂などがあり取り付けた後に冷却水が漏れてくることを防ぐために、専用の機械を使用しエア圧をかけて確認します。
新品のラジエターを丁寧に取り付けていきます。この後のタイミングベルト交換と前後してしまいますがラジエター交換はこれで完了です。
このカバーの中にタイミングベルトが隠れています。ベルトが切れてしまいますとエンジンが故障してしまいますので、10万km目安で交換してあげることをおすすめします。また生産から年数が経っている場合は10万km走っていなくてもベルトが劣化していることがありますので、予防整備として交換してあげるのもいいですね。
重心が低いこれぞ 水平対向エンジン!という画像ですね。対向するピストンがボクシング選手のパンチのような動きからボクサーエンジンと呼ばれていますね。
タイミングベルト類を外したらウォーターポンプとサーモスタットや付属するホース類も交換します。ウォーターポンプが壊れると冷却水が循環出来なくなり、エンジンがオーバーヒートしてしまいます。サーモスタットは冷却水の温度を調整する機能がありますので、故障した場合オーバーヒートなどの原因に繋がります。
こちらが取付後の写真になります。ウォーターポンプもサーモスタットもどちらもエンジンを壊してしまう原因になるので、タイミングベルトを交換したタイミングで変えておきたい部品です。
オイルシールも新品に交換していきます。オイルシールはオイル漏れを防いだり、ゴミや水分の侵入を防ぐ機能があります。これを新品に変えたからといって性能がアップするわけではないですが、愛車の故障を予防するのに大切なパーツになります。高価な部品ではないのでタイミングベルト交換の際には交換しておきたい部品です。
テンショナーとプーリー類になります。こちらもタイミングベルトを外したタイミングで交換しました。テンショナーもプーリーもベルトを動作させるのに必要な部品になります。劣化するとベルトが正常に動作しなくなってしまうので、基本的にベルトと同時交換になります。
全ての部品の取り付けが完了しました。これでまた安心して乗っていられますね!
以上で今回ご依頼いただいた作業が完了しました。N様この度はありがとうございました。