更新日時:2023/05/06
HMR(エイチエムアール)の栗原です。今回はエンジン廻りのリフレッシュということでシビックタイプR(EK9)のタイベル交換、SPOONエキマニ交換、マウント交換等の作業レポートになります。
準備としてクーラントやエンジンオイルを抜いていきます。 車体底面のエンジンマウントです。細かなひび割れが見えます。 ヘッドカバーを取り外していきます。 アイドルプーリー取り外していきます。 フロントストッパーインシュレーター(左側)です。千切れかかっている箇所があります。 このインシュレーターは、写真でわかるように中心部を支持するゴムが小さいので千切れやすいのです。ベルト類も交換していきます。 真ん中〜右側のベルトは錆色に変色してしまっています。より劣化が進んでいくと表面にささくれやヒビ割れが発生し、最終的に千切れてしまいます。 取り外したのはラバーASSYです。 右側が新しいSPOONのエンジンマウントセットのラバーASSYになります。 タイミングベルトを交換していきます。 ウォーターポンプを交換していきます。タイミングベルトと同時交換が推奨されます。 写真手前が新しいウォーターポンプです。 ベルトテンショナーを交換していきます。右が交換品です。 ベルトを交換する前にドライブプーリーを取り外していきます。 取り外すとカムシャフトオイルシールにアクセスできます。ここもオイル漏れが起こりやすい箇所です。 一緒に交換していきます。 シール交換が終わりましたらドライブプーリーと装着し、新しいタイミングベルトを装着します。タイミングベルトとプーリーにピンク色で書かれたマーク。これは交換時にカムシャフトプーリーのUPマークが上に位置し、TDCマークが正対していなければならないのでマークを付けてあります。 エアコンコンプレッサーのアイドルプーリーも交換していきます。 この時にヘッドカバーのパッキンも交換していきます。 右が新しい左側インシュレーターです。 右側のインシュレーターです。 エンジンとミッションを支えるマウントを交換していきます。右が交換品になります。 取り外したマウントを見てみると大きなヒビが見えます。 リヤーエンジンマウンティングを交換していきます。 取り外したら千切れていました・・・これではエンジンの振動などを抑えることができないので各部に負担がかかりより深刻なトラブルにつながっていきます。
次にラジエターを交換していきます。ラジエターコアだけではなく、ホースなど一通り交換してリフレッシュしていきます。 ラジエターコア取り外しました。 サーモスタットを取り外していきます。 右が交換品です。冷却水の温度に合わせて弁を開け締めをする部品ですが、これが劣化すると開け締めが正常に動作しなくなりオーバーヒートを引き起こしてしまう恐れがあります。 今回取付けする新しいラジエターホースです。ラジエターホースも劣化が進んでいくとヒビ割れや破れで冷却水が漏れてオーバーヒートにつながってしまいます。 新しいラジエターコアとコアに接続するホース、ラジエターファンは移植して使用します。 新しいラジエターコアとホースをエンジンと接続します。 そして新しいクーラントを入れて冷却系のリフレッシュ作業は完了です。
次にお客様お持込でエキゾーストマニホールドを交換していきます。純正のエキマニを取り外します。ガスケットです。かなり錆が進んでいますね。 下が新しいガスケットです。 左がお客様お持込のSPOON製のエキゾーストマニホールドになります。 トルクアップとフロント側の軽量化に繋がることでハンドリング性能にも寄与します。 何よりもきれいな赤ヘッドとピカピカのエキマニがとてもカッコいいですね! これで作業完了となります。O様、この度は作業のご依頼ありがとうございました。またのご相談・ご依頼お待ちしております。
今回の作業費用ですが
・タイミングベルト交換:69,900円
・バルブクリアランス調整:15,000円
・冷却系リフレッシュ:87,800円
・エンジンマウント交換:69,000円
・SPOONエキマニ交換:9,000円
合計税込みで250,700円でした。