更新日時:2023/02/25
HMR(エイチエムアール)のイシケンです。2月14日に今シーズンのラストアタックに筑波サーキットコース2000へ行ってきました。1分2秒台を目指してセットアップしてきたマシンですが、前回のアタックでは1分3秒015という後もう少しというところで2秒台は出ませんでした。この時はブレーキに少し問題を抱えていたり、タイヤはUSEDだったりとまだマイナス要素があったため、今回のアタックでは2秒台は確実では?!という感じで来ました。
1本目は前回のUSEDタイヤを履いてドライバーのウォームアップです。フロントブレーキディスクはこの走行前に一般道で慣らして来たのと、今回は自走で筑波サーキットまで来たのでマシンも暖気済みという感じで問題はドライバーだけでした(笑)
ところが、前日まで降った雨がまだ乾いておらずハーフウェットな状況でした。そんなこともあり1本目は無理せずにマシンのフィーリングチェックにしようとある程度の周回で終えました。
タイムは後半の少し乾いてきたくらいのところで1分3秒8とかでしたので、マシンバランス的には良い感じでした。何よりもエンドレスのフロントブレーキローターの制動がとても扱いやすくて、行ける感触しかしなかったです。
2本目はいよいよ新品タイヤの投入です。ただここで問題が発生。。。いや、元々分かっていたことではあるのですが、今回はお店が定休日のためメカニックが誰も来ていないのです。なので30分のインターバルの間に自分でタイヤ交換をしないといけないという状況でした。 そして、トルクレンチを忘れてきたというトラブルまであり、知り合いがいないかパドック内を回って探しトルクレンチを借りて来てみたいなことをしていたらバタバタで、真冬にも関わらず汗だく状態でギリギリタイヤ交換を終えました。
で、2本目はじっくりとタイヤを暖めてアタックに入りました。新品タイヤのグリップが発揮されてグイグイ行けるはず!と思っていたら、意外とそんなにグリップがなくて拍子抜けしてしまいました。まだ路面が悪かったかもしれないですね。1ヘアの左コーナー以外は全てアンダー傾向でうまく曲がりませんでした。特に2ヘアは切り込む初期のアンダーが強くいつものように曲がらない。。。そんなこんなで結構な周回をしてしまい、タイムは1分3秒021。。。前回は1分3秒015なので0.06秒遅い感じで終わりました。ただ、ストレートスピードは178kmまで伸び、フリクションロスを徹底的に排除して来たら前回より更に1kmアップしました。このマシンはタイヤサイズがほぼ純正同サイズのため、コーナリングは遅いんです。その分ストレートで稼ぐという仕様です。3本目に向けてはアンダー対策としてリアウィングを起こしました。前回のアタック時にオーバー傾向だっために寝かせたままでしたので、それを元に戻した感じです。3本目に向けてのセット変更はこれだけで、後は頑張るだけでした。
3本目になると気温もそこそこ上がって来て暖かくなってきていました。まだ午前中ではありましたが、コンディション的にはマイナスでした。ただ、路面はもう完全にドライという感じでした。そんな中ひたすらアタックをかけましたが、いいところで詰まってしまってアタックを断念するというのを何度も繰り返し、途中空気圧調整をしにピットに入ってはまたアタックにというのを行いましたが、3本目は他の走行車両の台数が多くてほぼまともにアタックできませんでした。
この3本目は1セクと3セクで自己ベストを更新しており、2セクが前回の走行時のタイムだとしたら2秒7くらいまで出る感じでした。どうも前回の走行に比べて右コーナーのアンダーが強めでした。特に2ヘアは曲がらなくて苦労したのが、セクタータイムを見ても良くわかります。それでも、3本目の走行では2セク以外はセクターベストを更新できたので良かったです。
これで今シーズンのアタックは終わりましたが、右コーナーでのアンダーが強かった原因の一つに左ステアリングラックエンドのガタが発生していたというのがありました。ここを修理して4月のどこかで(3月はS耐で忙しいので)もう一度この時のタイヤで走ってみようと思います。気温的にはもうタイムは狙えないと思いますが、マシンバランスのチェックということで走ってこようと思います。4月でも気温が低いタイミングでしたらもしかしたらワンチャンあるかもですね(笑)
今回の内容はyoutubeでも紹介しています。ぜひご覧ください。