更新日時:2023/02/13
HMR(エイチエムアール)のイシケンです。前回の筑波アタックで1分3秒フラットをたたき出したデモカーS2000ですが、その時からブレーキローターの歪みを感じていました。これまで使っていたローターはディクセルの焼き入れタイプでしたが、3本ほどアタックするとパッドの攻撃性が高いこともあり歪んでしまうというのと、ローターが減って使えなくなる感じでした。コストを考えて選んだローターでしたが、結果的に高くなってしまうので高価なエンドレスのサーキット用ローターを投入することにしました。
2月14日に筑波サーキットへ行こうと思っているので、まずは油脂類の交換です。そんなに距離を走っている訳ではないですが、デフオイルとブレーキフルードは必ず毎回交換します。今回はそれに加えてエンジンオイルも交換しました。エンジンオイルは1LAPアタックを考慮して普通は入れないオイルをチョイスしました。
デフオイルはいつものモチュールです。
油脂類の交換が終わったらローター交換に入ります。こちらがエンドレスのローターです。Eスリットが入ったレーシングタイプですね。フロント片側だけでも5万円以上する高価なローターです。フロントの消耗が激しく、ブレーキの剛性感もフロントをもっと出したい感じだったので、今回はフロントだけ交換します。
こちらは現状のローター状態です。見た目には歪みはわかりませんが、前後ともそれなりにレコード盤状態です。
リアはここ1年は交換していないので、ローターの摩耗的にはリアの方が大きい気がしますが、リアのブレーキフィーリングはマシンバランスにすごく影響するため今回は交換せずに行きます。
ではローターを外していきます。作業はメカニックの邑松です。まずはパッドを外してみました。新品入れて20分×3本しかまだ走っていないのでパッドの状態は良好です。ただ、既に2mmくらいは減っているので、次の走行で半分近くに減ってしまいサーキット用としては終了ですね。パッドも持ちを考えてエンドレスか?!
さて、続いてローターを外します。ローターを留めているボルトを専用工具で回して外します。
外した後にハブやナックル周りも点検しておきます。
で、こちらが外したディクセルローターとエンドレスローターです。
試しに重さをフィーリングチェック。若干エンドレスの方が軽いかも??というきっと新しくつける方が良いという先入観でしょう(笑)
正確に測定はしていないのであくまでフィーリングということで。
Eスリットがやる気にさせてくれますね~。
では、取り付けていきます。
パッドも元に戻して左側のエンドレスローター交換は終了です。
反対側も同じように作業してフロントのローター交換は終わりました。
取り外した左右のローターですが、減りはそんなにないですね。3本しか走っていないですから当たり前ですが、パッドとのアタリ面はそれなりに消耗しています。
最後にアライメントの調整をしました。前回のアタック時にステアリングセンターがズレてきてしまっていたので、まずは現状のアライメント数値をチェックしました。
原因は右リアのトーがアウトに20分も向いてしまっていることでした。キャンバーも1度ほど寝てしまっている状態。どうやら前回アタック時にリアが流れる症状はこれが原因だったんですね。右リアなので、ダンロップや2ヘアの縁石カットによって狂ったのかもしれません。ただ、アーム類の緩みはなくボルトも元々締めこんだ位置(マーキング済)からズレていないのでなぜトーとキャンバーがズレたのかは不明です。サブフレームが曲がったか!?なんてことを思いながらも元の数値に合わせました。
これで前回悩まされたブレーキとリアが出てしまう症状を改善できていることでしょう!!明日の筑波アタックが楽しみです♪
今のところ晴れですが、今日の雨が朝一にどこまで路面に残っていることやら・・・。
では、また結果はブログとyoutubeで報告します。お楽しみに!!