更新日時:2025/08/02
HMR(エイチエムアール)のイシケンです。当社にR35GT-Rのデモカーがあるのはあまり知られていないのですが、実は創業当初から私個人のクルマとして所有しており、最近では35GT-Rの販売も多くなってきたので、メンテナンス素材として活躍してもらっています。そんなデモカーの35GT-Rですが、2008年式(MY07モデル)なので今年で17年落ち!! もう各部お疲れな感じなのですが、その中でもやはり内装の劣化が進んでいて運転中に一番気になってしまいます。一番酷いのがダッシュボードの割れです。初期モデルの35Rの多くはパキパキにヒビが入っていることが多いですが、うちのデモカーもまさにそんな感じです。特にオーディオデッキ左右のヒビ割れが酷い状態です。
まだまだこのGT-Rを乗り続けて行きたいので、新品のダッシュボードに交換することにしました。
では、早速交換に入ります。作業は加藤メカニックです。
ダッシュボードを外す前に当たり前ですがいっぱい外さないとダッシュボードを留めているボルト類にはアクセスが出来ません。初めにリア中央のドリンクホルダーから外していきます。続いてオーディオデッキ横のパネルを外します
ドリンクホルダー周りのパネルを外します
シフト横の内装を外します
オーディオパネルを外し
電子制御コントロールスイッチ達も外します
続いてドリンクホルダー&センターコンソールボックスを外します
シフトパネルも外します
続いてオーディオユニットを取り外していきます
グローブボックス周りを外します
今のところ外したパーツ達です
さぁ、どんどん外して行きましょう。次はステアリング周りです。
メーターも外れました
運転席側のエアコンパネルも外していきます
続いてマルチファンクションモニターの取り外し
デフロスター周辺パネルとボルトの取り外し
もうほぼほぼ外れてきました
この段階ではなくてもいいのですが、シフトも外します
これでいよいよダッシュボードが取り外せるようになりました。ここからは2人がかりで内装を傷つけないように取り外します。
取り外し完了です。
ダッシュボードが取り外された内装はこんな感じ
取り外したダッシュボードから新品のダッシュボードに必要部品を移植していきます。
部品の移植が終わったので新品のダッシュボードを取り付けていきます。
こちらも2人がかりで作業です。新品なので傷つけないように細心の注意を払いながら室内へ持って行きます。
各ボルトがスムーズに入る位置に調整します
こんな感じで新品がドッキングされました
あとは元に戻していくだけです
戻しついでにシフトサイドのパネルも新しくしました。
特に運転席側は左足が擦れて色あせが激しかったです。こちらのパネルは簡単に脱着できるのでダッシュボード交換とは関係なく交換してもいい部品ですね。
こちらは新旧の比較です。上が外した方でい下が新品です。艶が違いますね。
新品を車体に取り付けてこちらの交換は完了です。
そして、新品のダッシュボードの取付も終わりました。これまでのヒビが入ったダッシュボードとは大違いです。
当たり前ですがとても綺麗な状態。
オーディオ横のヒビが入っていた箇所も綺麗です。
おおがかりな作業ですが、まだまだこのGT-Rを乗って行きたいのでこのインパクトは大きいです。室内は普段一番目にするところであり、特にダッシュボードは否が応でも目に入るので、新品に変わるだけでとてもいい気分になります。
ダッシュボードだけ交換した場合は以下の金額になります。全て税抜き金額となります。作業時間は約6時間ほどになりますが、装着されている社外の電装部品の状況によって作業時間と工賃は変わりますのでご了承ください。
ダッシュボード交換と同時に以下の部品も交換すると後々単体で交換するよりは工賃がお得になります。