HMR HONDA(エイチエムアールホンダ)のイシケンです。先日の作業ですが、在庫車のEK9前期モデルの各種リフレッシュ作業を行いました。H9年式のタイプRで、走行距離は148,800kmの車です。入庫チェックにて不具合箇所の洗い出しを行うのですが、その際に定番のエンジン・ミッションマウントの切れとエンジンオイルパンパッキンからのオイル漏れ、トレーリングアームブッシュのヒビが確認できました。また、ブレーキ周りはキャリパーが固着している状態で、ラジエターホースも劣化した状態でした。古いEK9なのでこれらは仕方ないですが、流石にこのまま販売するわけには行かないので、トレーリングアームは車検上問題なのでその他部位をリフレッシュすることにしました。

EK9エンジンオイルパンパッキンの交換

それではまずエンジンオイルパンパッキンの交換です。オイルパンとエンジンブロックの間にあるゴムパッキンが劣化してオイルが滲んでくるのが定番の症状です。交換はオイルパンを取り外して、各部洗浄して新しいゴムパッキンを取り付けて戻すという感じです。取り外して洗浄したオイルパンと新しいパッキンです。これらを取り付けます。そこまで大変な作業ではないですが、エキマニは外さないとできない作業ですね。パッキンを交換したら元に戻すだけです。これでエンジンオイルパンパッキンの交換は終了です。

EK9エンジン・ミッションマウントの交換

EK9には全部で5つのエンジン・ミッションマウントがあります。3つのマウントは完全に切れていました。取り外したらこんな状態です。新品と比較するまでもなくアウトです。こちらの2つはまだ大丈夫でしたが、このタイミングに交換しておきます。で、それぞれ交換して取り付け完了です。

EK9ブレーキキャリパーOHとパッドローター交換

続いてブレーキ周りのリフレッシュです。こちらはなかなか大掛かりな作業です。パッドとローターを交換して、キャリパーも前後オーバーホールします。キャリパーピストンも新品に交換します。なので、こんな感じでブレーキ全バラです。
まずはローターとパッドの交換からです。ローターはディクセル製にしました。新品と比較するまでもなくこれまで付いていたのはダメですね。ブレーキパッドはアクレのスーパーファイターです。こんな感じで前後取り付けして完了です。ブレーキキャリパーのOH部品としてはこんな感じです。前後キャリパーのピストンとパッキンやゴム類を交換することになります。固着しているピストンをキャリパーから取り出すのも一苦労です。前後ともOH作業が終わったら元に戻し、ブレーキフルードを補充してエア抜きしてブレーキ周りは終了です。

EK9ラジエターホースとエアコンベルト交換

最後にラジエターホースとエアコンベルトの交換です。取り外したラジエターホースと新品の比較です。こんな感じで冷却水が付着していました。もう完全に交換時期だったので、アッパーとロアホースを交換します。最後にエアコンベルトです。こちらはサクッと取り付けして終了です。エキマニを戻して、冷却水を入れてエア抜きして終了です。

シビックタイプRの中古車販売情報

年式：1997（H9年）
車両価格:98万円
支払総額:122万円〜
※登録エリアで総額はことなります。

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2024.04.01

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