HMR HONDA（エイチエムアール ホンダ）のイシケンです。次戦JAF F4富士ラウンドに向けて精力的に走りこんできました。富士スピードウェイは一番走りこんでいるサーキットで、得意という訳ではないですが慣れているサーキットです。フォーミュラの走行となるとまたハコ車とは違うのですが、それでもサーキットに慣れているというのは強みであるため次戦はより上位でチェッカーを受けたいなと思っています。ちなみに、前回のもてぎ戦は総合11番手、ジェントルマンクラス4位でした。富士ではジェントルマンクラスで表彰台に上りたいと思っています。それに向けて10月末から11月頭にかけて3日間の9ヒート走りこんできました。

フォーミュラでの走行は2回目の1日目

まず10月末に走行した時の様子から。この時の走行が富士スピードウェイでは2回目のフォーミュラでした。もてぎでずっと走りこんできていたため、走り始めは少しコースに慣れるのにゆっくりとペースを上げて行くようにしました。数周も走れば大体の感覚が掴めてきてペースもあがり、1分46秒台にもさくっと入りました。最初にここで走った時は1分47秒後半がベストだったことを考えると成長したなと思います。そんな1本目を終えて2本目。さらにペースを上げて行こうと意気込みましたが、どうも以前から悩まされているシフトダウンでシフトが落ち辛いもしくは落ちないという症状が出てタイム更新ならず・・・。走り始めは大丈夫なのですが走行20分くらいからシフトダウンがし辛くなり、エンジンブレーキを使えないためにブレーキングがかなり手前になってしまいます。
3本目の走行に向けては新しいシフトケーブルに交換してもらい、新品タイヤを投入してベスト更新を狙いに行きました。がしかし、今度はなぞの振動が発生してまともに走っていられずに走行を途中で断念。1日目の走行は1本目しかまともに走ることができませんでした。

11月1日の2回目走行

この2回目の富士の間にもてぎで走行して、なぞの振動トラブルは解消してました。後はシフトダウンしない症状が改善すればという感じで臨んだ2回目の走行（もてぎでもシフトは渋くまともに走れない状況でした）。メンテナンスをお願いしているハンマーレーシングさんにてシフト周りのパーツで渋くなる可能性のある個所を交換してきてもらいました。1本目の走行では途中で赤旗が出たこともあり最後まで特にシフトが渋くなることはなく走れました。1本目は47秒台。前日までの雨が乾いてきてという路面で、ドライではありますがまだグリップがよくありませんでした。2本目は路面が出来上がってきて46秒5までタイムアップ。この時の走行ではやはり最後の方でシフトが渋くなってしまいました。
そして3本目、これまでのベストを大きく更新する46秒1を記録。富士スピードウェイの走行に慣れてきて、どのコーナーでどのギアが最適なのか、どこまでアクセルを踏み、どこでブレーキングしてどのような姿勢を作るのがいいのかがわかってきた感じです。

11月4日の3回目走行

3日明けての4日に3回目の走行に行ってきました。この日は4本も走行枠があるのでたっぷりと走れました。1本目はミラーがグラグラで何度もピットインをしていたためにタイヤをうまく暖めることができずペースはいまいち。2本目からガンガン走れるようになりタイムはついに45秒台に。タイヤは1日に走っていたタイヤのままです。タイムとしては45秒813でした。中古タイヤでこのタイムなら新品履いたらもしかして44秒台も見えるかも！と期待して新品タイヤを履いた3本目。ベストは45秒755。。。　あれ、全然タイムアップしない・・・。タイヤのグリップ感は新品らしいしっかりした感触があり、マシン的にもいい感じでした。なのに全然タイムアップしないという状態で、走りながらハテナマークだらけでした。4本目の走行枠でもタイムは結局更新することなく、46秒前半から45秒台はコンスタントに入るようになったものの一発の速さがないので少しガッカリしました。一つ問題としてはやはりシフトダウンがし辛く思いっきり走れていない点です。タイヤが暖まり身体も暖まってきたくらいでシフトが渋くなりエンジンブレーキが使えなくなる感じです。これが解消したらもっとタイムアップしそうなので、引き続きシフト周りの考えられるパーツをリフレッシュして富士戦に臨みたいと思います。

下の動画はベストを出した時のオンボード映像です。