HMR HONDA（エイチエムアール ホンダ）のヤナギです。今回ノーマルコンディションで維持されていたシビック タイプRの納車前点検整備を行いました。16万キロ走行している車両ですが、距離をあまり感じさせない状態です。前オーナーさんの定期的なメンテナンスのおかげですね。2リッターNAで224馬力もあるK20Aエンジンはとてもトルクがあり、抜群の乗りやすさです♪作業はメカニックのモリヤマです。
シビック タイプR(FD2)の納車前点検整備
エンジンルームの点検から見ていきましょう。エアインテークホースは劣化はなく問題ありませんでした。劣化してしまうとインテークホースに亀裂が入ってしまい、そこから異物を吸い込んでしまう可能性があるので注意が必要です。エンジン不調の原因にもなってしまいます。
エアフィルターも目立つ汚れはなく問題ありませんでした。エアフィルターが劣化してしまうと、吸気効率が悪くなってしまいエンジンの調子が悪くなってしまいます。こちらも定期的にチェックしたいですね。
ラジエータ廻りの点検を行います。アッパータンクの割れ、ラジエーターキャップからの漏れはなく問題ないです。
ラジエーターホースも劣化はなく問題ありませんでした。ラジエター廻りが破損してしまうと冷却水が漏れてしまいオーバーヒートの原因になるので、ここも定期的に点検をしたいですね。
パワステのリザーブタンクも滲みはなく問題ありません。
ブレーキフルード、クラッチフルードの漏れはなく問題ないですね。車内の足元にあるブレーキマスターシリンダー、クラッチマスターシリンダーからの漏れもありませんでした。
バッテリー端子の緩みがないか、本体の固定がしっかりされているかチェックします。緩んでいると外れてしまい、ショートしてしまう可能性があり危険です。
バッテリーの状態チェックです。充電が少し足りないみたいなので再充電をします。
充電を終えたら再確認です。
続いて油脂類の交換です。エンジンオイルは黒く汚れていたので交換時期でしたね。定期的に交換することによってエンジンの調子を維持することができます。長く愛車に乗りたい方は油脂類はこまめに交換したいですね。エンジンオイルは3000キロを目安に交換することをおススメしています。
オイルフィルターも同時に交換します。エンジンオイル交換2回に1回の交換をおススメします。当店では納車前点検整備で必ず交換させていただきます！
トランスミッションオイルはそこまで汚れは目立ちませんでした。トランスミッションはオイルの容量が少ないので気にしてあげたい部分ですね。スポーツ走行をする方は走行毎に交換すると安心できます。
トランスミッションオイルはホンダ純正のMTF-3を使用します。精密な部分にはメーカー純正オイルが安心ですね。
タイヤを前後左右に揺らしてハブにガタがないかのチェックです。こちらの車両は問題なしですね。
タイヤの溝がなく危険な状態でしたので交換します。スポーツタイヤで、年数も経っていたので硬くなっています
扁平が薄いのでなかなかパワーが必要です。(交換した新品のタイヤの写真がなくてすみません。。。。）
ブレーキ廻りの点検です。ブレーキパッドはフロント7mm、リア8mmと残量は問題ないですね。
ブレーキキャリパーの点検です。スライドピンの固着や、ピストンブーツの破れ、ピストン自体の固着がないか確認します。前後とも問題ありませんでした。
下廻りの点検時にロアアームのブーツが破れていました。グリス切れを起こしてしまうと、中のジョイントが傷んでしまい異音の原因になってしまいます。車検にも通らないので発見した際は交換したい部分です。
以上で納車前の点検整備は終了です。O様、この度はご契約ありがとうございました。パワフルなFD2でのドライブを存分にご堪能ください♪
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