HMR HONDA（エイチエムアールホンダ）の栗原です。シルバーストーンメタリックにレイズCE28 17AW、国内外の様々なクルマに採用実績があるビルシュタイン車高調やフジツボマフラーが装着されてたS2000(AP1)の納車前点検整備を行いました。作業はワタナベです。
S2000(AP1)納車前点検
まずはエンジンルームから点検していきます。クスコ製タワーバーやエキマニ遮熱板、M&MエンジントルクダンパーやSAMOCO製ホース類などさり気なく装着されたアフターパーツがレーシーさを演出しますね。
バッテリーの健全性を点検していきます。この健全性が低いとバッテリーが劣化している判断となり交換が必要となります。今回は問題ありませんでしたが充電させていただきました。
次にインテークホースの点検を行いました。亀裂などが起こりにくいSAMCO製に交換されており、特に問題ありませんでした。亀裂が入ってしまうとエアフィルターを通してない空気を吸ってしまい故障につながってしまいます。定期的な点検をおススメいたします。
次にエアフィルターの点検をしていきます。目立つような汚れもなく問題ありませんでした。汚れで目詰まりを起こしてしまうと燃費悪化やエンジン本来の性能が発揮できなくなってしまいます。定期的な点検をおススメいたします。
冷却系廻りを点検していきます。ラジエターホースの点検を行いました。亀裂などが起こりにくいSAMCO製に交換されており、漏れもなく問題ありませんでした。亀裂が入ってしまうとそこから冷却水が漏れてエンジンがオーバーヒート起こす恐れがあります。定期的な点検をおススメいたします。
次にプラグの点検を行いました。高寿命なイリジウムプラグが装着されていました。先端部の汚れも少なく問題ありませんでした。ひどく汚れてしまうとエンジンが掛かりづらくなります。そういった症状がみられたら当店にご相談ください。
続いてクルマをリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングとボールジョイントのガタがないかチェックしていきます。4輪ガタもなく問題ありませんでした。消耗や破損があると走行中に異音やハンドルのガタつきなど走行に支障をきたす場合があります。定期的な点検をおススメいたします。
次に下廻りをチェックしていきます。社外メンバーブレースが入って補強されていますね。全体的に大きなサビやキズもなくきれいな状態ですね。
ブレーキ廻りの点検をしていきます。ブレーキキャリパーシールの状態やキャリパーピストンの動きに問題ありませんでした。
続いてブレーキパッドの残量のチェックを行いました。フロント6mm・リア4mmでした。今すぐの交換は必要ございませんが、ブレーキパッドの交換の目安は3mmとなっています。定期的な点検とお早めの交換をおススメいたします。
続いて足廻り周辺のブッシュやブーツの点検をしていきます。ヒビ割れや破れ、グリス漏れもなく問題ありませんでした。ブーツが破れてしまうと、グリスが飛び散るだけなく異物が付着してしまい動作に支障が出たり、サビが発生してしまう恐れがあります。そして何より車検に通過できなくなります。定期的な点検をおススメいたします。
S2000(AP1)の油脂類交換
HMR HONDAでは納車前点検でエンジンオイルやオイルフィルター、ブレーキフルード、ミッションオイル、デフオイルを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車してすぐのドライブも安心して楽しめますね。まずエンジンオイルから抜いていきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な交換を行わず走り続けるとエンジン不調の原因となります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。
ミッションオイルも抜いていきます。ミッションオイルが劣化していくとギアの入りが悪くなったり、燃費悪化に繋がっていきます。定期的な交換をおススメいたします。
リアデフオイルも抜いていきます。 
エンジンの冷却に必要不可欠なクーラント液も抜いていきます。 
新しいミッションオイルを入れていきます。ホンダ純正のMTF3を使用しています。
デフオイルはホンダ純正のウルトラHGO3を使用しています。 
次にブレーキフルードを交換しました。フルードはDOT4を使用しています。
エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’SプロステージS 100%化学合成油 10W-40を使用しています。
クーラント液も新しいものに交換させていただきました。SLLC（スーパーロングライフクーラント）と呼ばれる長寿命かつ吸熱・放熱性に優れるクーラント液になります。
次にタイヤ溝の残量をチェックしていきます。フロント・リアともに6mmでした。今すぐの交換は必要ございませんね。交換の目安は3mmぐらいと言われています。定期的な点検をおススメいたします。
各タイヤの空気圧の調整と、スペアタイヤの空気圧の調整を行いました。
最後にキーレスエントリーのバッテリーとナビリモコンのバッテリーを交換させていただきました。
以上で作業は終了です。Y様、この度はS2000(AP1)ご契約ありがとうございました。ホンダが誇るVTEC FRスポーツカーのドライブを楽しんでください！
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