STIエアロとレザー＆アルカンターラパッケージが装着されたBRZ(ZC6)の納車前点検整備とバックモニター+TVアンテナ+ナビGPS取り付けを行いました。

8&B HMR（エイトアンドビーエイチエムアール）の栗原です。今回はSTIエアロとレザー＆アルカンターラパッケージを装備したロングドライブ快が適なスバルBRZ(ZC6)の納車前点検とバックモニター+TVアンテナ+ナビGPS取り付けを行いました。装着されているSTIエアロは、フロントアンダースポイラーとサイドアンダースポイラーです。スポーティーさを演出するだけではなく、高速走行時の走行安定性を向上させるBRZ定番アイテムですね。作業担当はメカニックのムラシタです。

BRZ(ZC6)の納車前点検

まず最初にエンジンルームの点検から行います。最初にバッテリーの健全性をチェックしていきます。健全性とはバッテリーテスターで確認できる健康状態を指します。下の写真では「再テスト」と表示されましたが、再度テスターかけて健全性に問題なく充電だけさせていただきました。バッテリーの交換時期は使用状況によりますが3〜5年のサイクルで交換することをおススメいたします。次にインテークホースのチェックをしていきます。亀裂といった破損もなくきれいな状態でした。ホースが経年劣化していくと亀裂が発生しそこからエアフィルターを通してない、チリやゴミを含んでいる空気をエンジン内部に取り込んでしまい、最悪エンジン破損という重大な故障に繋がる可能性があります。定期的にボンネットを開けて点検をおススメいたします。続いてエアフィルターをチェックしていきます。ここで外の空気を取り込んでチリやゴミをフィルターで受け止めてインテークホースを通じてエンジン内部に送り込まれていきます。このフィルターの汚れが目立つようになると吸気効率が下がってしまい、エンジン本来の性能を発揮できなくなってしまいます。今回は目立つ汚れはございませんでした。定期的な点検を行い汚れが目立つ様になったら交換をおススメいたします。続いて水廻りの点検をしていきます。エンジン内部を冷却するクーラント液が通るラジエターホースに亀裂やクーラント漏れはありませんでした。ラジエター本体からもクーラント液の漏れ跡も見受けられません。クーラント液はエンジン本体を冷却する役目を担っています。定期的な点検と交換をおススメいたします。続いて補機ベルトの状態およびオートテンショナーの異音やガタが無いかを見ていきます。点検を行いましたが問題ありませんでした。ベルトが切れてしまうとエアコンが効かなくなるだけではなく、バッテリー充電が出来なくなり最悪エンジンが停止してしまいます。定期的な点検をおススメいたします。続いてプラグの点検を行いました。純正のイリジウムプラグが装着されています。4本とも特に問題ありませんでした。イグニッションコイルと合わせて交換するとエンジン出力が戻るぐらいBRZはプラグとコイルが劣化します。10万kmまでにはプラグとコイルの交換おススメいたします。続いてブレーキマスターシリンダーの点検を行いましたが、フルード漏れや滲みもなく良好な状態です。フルード漏れが発生するとブレーキペダルが不自然に軽くなったり、効きが悪くなったりします。最悪全く効かなくなって事故に繋がってしまいますので定期的な点検をおススメいたします。続いてリフトアップして足廻りをチェックしていきます。まず最初にハブベアリングのガタやボールジョイントのガタが無いかチェックを行いましたが、特に問題ありませんでした。この箇所にガタが発生しているとまっすぐ走行することが困難になったり最悪はタイヤが脱落する危険性もあります。下廻りは大きなキズ、サビや腐食は見受けられずとてもキレイな状態です。時折、クルマをいつも駐めてある自宅の駐車場などから出た際に見慣れないシミとかがありましたら当店で点検をおススメいたします。 続いて足廻りおよびブレーキ廻りのチェックに移っていきます。ブレーキローターは若干のサビが見受けられますが問題はありません。ローター自体の摩耗は少ないのでまだまだ使用可能です。定期的な点検をおススメいたします。 ブレーキキャリパーシールの状態およびキャリパーピストンの動きはフロント・リアともに問題ありませんでした。 続いてブレーキパッドの残量のチェックを行いました。フロント9mm・リア6mmで十分にブレーキパッドの残量があります。しばらくは交換しなくても大丈夫ですね。 続いてブッシュやブーツの点検をしていきます。ここが破れや破損があると車検に通らなくなってしまいます。今回はロアアームブーツやリアデフマウントブッシュにヒビが見受けられますが、走行に支障はございません。定期的な点検をおススメいたします。

BRZ(ZC6)の油脂類交換

8&B HMRでは納車前点検でエンジンオイルやブレーキフルード、ミッションおよびデフオイルを新品交換しています。油脂類がリフレッシュされていれば納車して直ぐに楽しいドライブに行くこともできますね。まずはエンジンオイルから交換していきます。エンジンオイルはエンジン内部の潤滑および冷却を行います。定期的な交換を行わず走り続けると燃費悪化やパワーダウンからのエンジン不調などの重大な故障に繋がります。使用状況によりますが半年または5,000kmでの交換をおススメいたします。リアデフオイルを抜いていきます。リアデフオイルを注入していきます。注入するオイルはWAKO’S MT-75 75W-90ギアオイルになります。 次にタイヤの溝残量を計測していきます。フロントがおおよそ4mm・リアタイヤはおおよそ5mmとなります。エンジンオイルを入れていきます。エンジンオイルはWAKO’S プロステージS 0W-30 100%化学合成油を使用します。写真はございませんが、同時にオイルフィルターも交換させていただきました。オイルフィルターはオイル交換2回のうち1回交換することをおススメいたします。続いてブレーキフルードを交換して同時にエア抜きを行います。ブレーキフルードはDOT4を使用しています。こちらは使用状況によりますが車検毎の交換をおススメいたします。空気圧を4輪すべて適正圧に調整しています。空気圧の調整はガソリンスタンドで自分でも簡単に出来ます。1ヶ月に1回はチェックすることをおススメいたします。故障または事故などやむを得ずクルマを道路上に止めざるを得ない場合、後続車に危険を知らせる発火筒のチェックを行いました。発火筒は使用有効期限を過ぎても車載されていれば車検は問題ありません。但しいざとなった時に使えるとは限りませんので、HMRでは有効期限が切れたものは交換させていただいております。今回は有効期限内でしたが、期限を過ぎてしまったら交換をおススメいたします。エアコンフィルターを交換させていただきました。フィルターが汚れると車内のにおいの原因となりますので定期的な交換をおススメいたします。 新しいエアコンフィルターフィルターです。最近のクルマはスペアタイヤの代わりに、パンクの原因となっている穴を内側がふさぐ補修ラバー剤が入ってるパンク修理剤が欠品となっていたので当店で用意させていただきました。

BRZ(ZC6) のバックカメラ&GPS&TVアンテナの取り付け

当店に入庫した時、車内に装着されていたカロッツェリア製のカーナビにはGPS&TVアンテナが装着されていませんでした。今回、お客様に納車するにあたってGPS&TVアンテナを装着し、更にバック時の視界を確保するバックカメラを追加装着しました。下の写真はGPS&TVアンテナのキットになります。分かりにくいですが、フロントガラス上部にフルセグTVチューナーのアンテナを装着しました。 更にバックカメラを装着してカーナビの外部入力端子と接続し映るようにしました。無事後部の様子がわかるようになりました。写真はございませんが、社外ヘッドライトは車検に通らない物でしたので、純正ヘッドライトに交換しております。以上で作業は終了です。S様、この度はBRZご契約いただきありがとうございました。BRZとのドライブを楽しんでください。