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ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第3戦 SUGOスーパー耐久3時間レースレポート

ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第3戦 SUGOスーパー耐久3時間レース

HMR株式会社(チーム名:HMR Racing)は、スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook(以下:スーパー耐久シリーズ) 第3戦SUGO(7月9~10日開催)より参戦しました。練習走行でマシントラブルが原因によるクラッシュがありましたが、メカの素晴らしいチームワークで見事に修復。予選はST-4クラス5番手。決勝はAドライバー・ISIKEN選手(弊社代表取締役社長 石川賢志)をスタートドライバーとし、Bドライバー・ハンマー伊澤選手の両選手が安定した走りでラップを重ね、メカニックがピット作業を確実にこなしトラブルフリーで無事クラス4位で初戦完走を果たしました。

■スポーツ走行日(7月7日)


朝早くからチームスタッフがピットの設営、ピットクルーがマシンチェックと慌ただしく作業を進めていました。この日は正式なレースウィークではないですが、多くのスーパー耐久出場チームが少しでもレースを優位に進めるために走行に臨んでいます。HMR Racingはこの2週間前にSUGOでプライベートテストを行い、できる限りの準備を進めてきました。ドライバーは、限られた時間の中でマシンの感触を確かめながら少しでも完熟度をあげて金曜日からのレースウィークに備えました。クルーは本番に備えて最後のピットワークのトレーニングに余念がありません。

■練習走行日(7月8日)

この日からスーパー耐久のレースウィーク。天気は小雨がパラつき、コースはウェット状態。刻一刻と練習走行開始時間が迫りピット全体に緊張感が張り詰めていました。 そして練習走行開始を知らせる音が鳴り、Aドライバー・ISIKEN選手がゆっくりとマシンをピットロードからコースに向かいました。この枠では決勝レースを想定した60分の走り込みをAドライバー、Bドライバーそれぞれ行い、残りの10分で予選ラップを想定したアタックという予定でした。しかし、ここで思わぬ事態が発生。ホームストレートへのアプローチで突然ブレーキがロックしてしまい、一切の操作を受け付けなくなったマシンはそのまま1コーナーのガードレールスポンジに衝突してしまいました。原因はABSユニットの動作不良。細かく言うと、アース線をとめているボルトが緩んでいて電圧異常を起こしていた状態でした。コースは赤旗が振られ、コースマーシャルによってマシンはトラックに載せられ、パドック裏に。 すぐさまチームクルーが駆けつけダメージ度合いを確認しつつピットへ運び込まれました。ボンネットが押し上げられていることがその衝撃の度合いを示しています。次の練習走行時間は午後12時。メカはすぐさまバンパー、ラジエター、オイルクーラー、コアサポートなど外し各部のチェックをしつつ修復・スペアパーツへの交換作業に取り掛かりました。初陣での最初で非常に厳しい試練に挑むこととなりました。 幸いにもエンジン本体や足回りまでダメージが及んでおらずフロントパネル周辺、冷却系、吸気系のパーツを交換することとなった。ピット外にはその様子を見守る他チームスタッフ姿も。そして天候が回復し、青空が出てきた12時前にマシンは見事に修復。なんとか午後の練習走行に臨める状態になった。しかし、原因となったABSユニットに不安を抱えながらのスタートとなったため、1-2周毎にピットインアウトを繰り返す形で原因の特定を行いこの日の走行を終了しました。

■予選日(7月9日)

昨日同様朝から雨がパラついてました。その中でチームは日曜日の決勝を見据え、チェック走行とルーティンピット作業の練習を行いました。 昼間になると天候は回復し、青空も見える中でファンサービスであるピットウォークが行われました。
YoutubeやSNSを見て足を運んでくれたファンもいました。短い時間のピットウォークを終え、いよいよ予選開始となります。 スーパー耐久の予選はAドライバーとBドライバーそれぞれベストタイムの合算でスタート順位を決めていきます。また今回のレースは、2グループに分かれています。GT3マシンがエントリーするST-XからST-2クラス+ST-Qの一部をグループ1、ST-3からST-5までをグループ2として別々に予選・決勝レースを行います。ピットウォークから打って変わり、空に黒い雲が漂いはじめ、いつ雨が降ってもおかしくない中でグループ2・Aドライバーの予選が始まりました。Aドライバー・ISIKEN選手も29台のグループ2の1台としてコースに。2グループに分けてあるとはいえそれでも29台。限られた時間の中でクリアラップを取るのは、特に狭いSUGOでは困難を極めます。それでも新型GR86で出場している18号車Weds Sport・浅野武夫選手にコンマ1秒に迫る1分37秒480を記録しました。続くグループ1のAドライバー予選から雨が降りはじめ、コースはハーフウエットと難しいコンディションになったかと思いきや、Bドライバーの予選走行時間までに天候が再び回復しほぼドライコンディション。Bドライバー・ハンマー伊澤選手はISIKEN選手のタイムを1秒上回るタイムを記録、合算で3分13秒966でクラス5番手・総合12番手からのスタートとなりました。

予選結果:216号車 HMRスポーツカー専門店 86 A,B合算タイム 3分13秒966(ST-4クラス5台中/5番手、総合12番手)

Aドライバー・ISIKEN選手ベストタイム:1分37秒480

Bドライバー・ハンマー伊澤選手ベストタイム:1分36秒486

■決勝日(7月10日)

いよいよ今までの真価が問われる決勝レース。天気は前日までの不安定さが嘘のような晴天。同時に気温もかなり高く、ドライバーはもちろんピットクルー・プレスにとってもかなりハードな1日になることは間違いないです。スタート進行前のチェック走行も無事に終え、マシンをダミーグリッドに並べます。 初陣ということでS耐公式メディアから紹介されたり注目を集めていました。いよいよフォーメーションラップの時間となり、ゆっくりとタイヤを温めながら1周をし、ローリング形式で3時間の戦いがスタートを切りました。 HMR Racing 216号車の目標はトラブルなく完走すること。周囲の状況を見ながらマイペースに周回を重ねていきました。スタートして直ぐにST-5クラスの1台が1~3コーナーでマシントラブルでオイルを撒いてしまったのでセーフティーカーが導入されました。 9周目からリスタートで仕切り直しとなりましたが、216号車は安定したラップを重ね、スタートから45分経過したところで最初のルーティンピットへ。 チーム全体が緊張感が張り詰めました。マシンが到着するとジャッキアップをし、新品タイヤを並べ、その間にISIKEN選手はマシンから降り、ハンマー伊澤選手にバトンタッチ。しっかりとハーネスを締めをアシスト、ピットクルーは確実かつ素早くタイヤ交換と給油を行い、約1分半で再びレースに送り出しました。ハンマー伊澤選手のスティントは1時間15分とやや長め。4クラス・28台が同時に走り、しかもサウナような車内。 自分のペースを守りながら走り続けるのはとても難しいものだったと思います。48周走りきり、再びISIKEN選手にバトンを託した時は、ぐったりとしていました。ゴールまでの約1時間、ISIKEN選手は予選に近いハイペースで周回。 60号車・インテグラがトラブルで戦線離脱したことで3番手を走る18号車Weds Sportとのギャップを徐々にしかし確実に削っていきました。しかし、わずか1周差の103周でチェッカーを受けました。残念ながら初戦での表彰台とはならなかったですが、全くのノートラブルで走りきることができました。

決勝結果:216号車 HMRスポーツカー専門店 86 3時間1分419 103周(ST-4クラス4位・総合トップから3周遅れ)

次戦は9月3~4日に開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ2022 Powered by Hankook 第5戦 もてぎスーパー耐久 5Hours Raceです。このレースは全クラス同時走行。ある意味本当のスーパー耐久デビュー戦とも言えるかもしれません。どうか応援よろしくお願いいたします。


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